ホスピタリティ業界で仕事に就くために

マーケティング分析からソーシャルメディアに至るまで、ホスピタリティ業界におけるさまざまな役割は、急速に拡大しています。 どのような仕事があり、どのように対応すれば良いのか、まとめてみました。
私がマイアミのNick’s Italian Fisheryで、ディッシュ・ウォッシャーとして働き始めたとき、私の地元であるリバプールの人々は、それをキャリアと呼べるものだとは、考えていなかったでしょう。それでも、私はいつもこんな風に考えていたのです、最初に与えられた役割に真面目に取り組めば、それはやがて素晴らしいキャリアにつながる扉を開ける、第一歩となるのではないかと。

10年を少し過ぎたころすでに、アメリカ及びイギリスのホテルやレストランを渡り歩きながら、最終的にはBabylon Restaurantでのレストラン・マネージャーの仕事を得て、私のプロとしての経験は、数えきれないほどになっていました。とりわけ、この業界を牽引する賞である、その年のレストラン・マネージャー大賞をとったことがきっかけで、ネッカー・アイランドのサー・リチャード・ブランソンと共に働くことができたことは、私が特に大切にしている経験のひとつです。

そんなわけで、すっかり時代遅れになってしまったという、ひと昔前の主張にもかかわらず、57%の若者が、再びサービス業への就職を真面目に考えているという、Livebookings社の最近の調査について読み、嬉しく思いました。ただしもちろん、すべての見通しが明るいというわけではありません。5人に2人は、この業界の仕事が、退屈で同じことの繰り返しであると感じており、3分の1ほどは、業界が先見的ではないと考え、5人に1人は、インターネットやソーシャルメディアのスキルや知識を活かすことができないだろうと答えています。3分の1ほどが、できれば会社員のような仕事に就きたいと答えていますが、その若者たちもあきらかに、ホスピタリティ産業の仕事が、彼らの世代のスキルとは相容れない職業であると感じているようです。

そこには、ひとつ大きな誤解があります。実際には、ホスピタリティ産業における職種の大半は、今や大きく変化し、従来のサービスにおけるスキルと同じように、ITやソーシャルメディアの専門知識を、必要とするようになりました。飲食業界は、めまぐるしく変化しています。 外食事情が、これまでどれほど劇的に変化してきたかを考えてみれば、成功しているレストランのマネージャーの対応が、いかに重要かということは、容易に想像できるでしょう。ソーシャルメディア管理、マーケティング、戦略、分析、ブログ管理など、幅広い分野を視野に入れながら、仕事を探してみる価値は、あるのではないでしょうか。

サービス産業にはどのような職種があるでしょうか

集客のために、インターネット及びソーシャルメディアを活用するスキルがありますか

レストランを探す際、今やほとんどの客は、インターネットを検索することから始めます。Googleは最近、レストラン関連の検索は、毎年17%ずつ増加している、と報告しています。というわけで、レストランやホテルなどの有能な接客担当者は、できるだけインターネット上で、ビジネスを展開させることに、力を注いでいるでしょう。
つまり、そのホテルまたはレストランを探しやすいこと、ウェブサイトが魅力的で、予約を取りたくなるような構成になっていること、ツイッターやフェイスブックなどの、ソーシャルネットワークと連帯できること、などです。これは、メディア審査、ソーシャルネットワーク管理やブログ管理の強化が、今やこの業界にとっては、すでに当たり前の需要であることを意味しているのです。

あなたはおそらくインターネット上で、ご自身のプロフィールを作成する知識をお持ちだと思いますが、その知識が、この業界にどれほど有用であるかということを、過小評価してはいけません。
雇用主にあなた自身のことをアピールすることによって、あなたのアイデアが採用され、それが新しく、かつ刺激的なビジネスに繋がっていくかもしれません。

流行に敏感ですか?レストラン・マーケターが向いているかもしれません

社会のトレンドというものは、消費者の行動に影響を与えますが、そのトレンドに、ホスピタリティ産業は、大きく影響されます。 客の意志決定を促すものが何なのか、それを常に先取りすることができれば、絶え間なく客が足を運んでくれるような、ホスピタリティ・ビジネスを提供することができるでしょう。

ITスキルは、とても有用なものです。データベースの構築が得意分野であれば(予約管理や、顧客からのフィードバック管理)、常連客の好みなどを容易に分析することができ、それをマーケティングに応用することができます。 マーケティング分析は、競争が激しく、分析結果がほぼ瞬時に反映されるホスピタリティ産業の分野においては、これまで以上に重要な要素になっています。

戦略やイベント管理のスキルが必要とされています

興味がないと思われるかもしれませんが、あなたが就いてみたい職業に必要なスキルについて、ちょっと違った側面から考えてみてください。 あなたの強みは、戦略でしょうか?大規模なケータリング会社を例にとってみた場合、フード・サービスの企画範囲は、学校の子供たちや上流階級の人々、さらには軍隊にまで及ぶかもしれないのです。
メディアに関心がありますか?

イベントを企画するとしましょう。それに伴い、宣伝や広報活動を行うことによって、同じ業界内の人々と知り合うことができ、あなた自身のスキルを証明する機会を得ることができます。ケータリング・イベントの企画は、大変大きな需要のある社交的な仕事で、あらゆる他の種類の仕事につながる、出発点となる可能性があります。

どのようにすれば、サービス業界に食い込むことができるでしょうか?

サービス業の中でも、違った分野の仕事のリサーチをすることから、始めてみましょう。

ホスピタリティ業界に入り込むには、さまざまな方法がありますが、さまざまな分野もあります。リサーチすることで、あなた自身にどのような可能性があるか、発見できるでしょう。

実際に働いてみましょう

学校や大学に在籍している間にしていたアルバイトが、じゅうぶんな経験になるとは、考えない方が良いかもしれません。レストラン・マネージャーの仕事を探し、この業界の仕事にどんなものがあるのか、積極的に見てみましょう。熱意は多くの場合、ホスピタリティ業界における重要な要素となります。あなたが与えられた役割を、きちんとデモンストレーションできれば、それはあなた自身の可能性を広げ、キャリアを作り上げることになるでしょう。

ホスピタリティ産業の養成機関をリサーチしてみましょう

Hilton Worldwide、Intercontinental Hotels、Whitbreadなど、多くの主要なホスピタリティ企業が、若者い世代の養成に取り組んでいます。
Big Hospitalityのウェブサイトにも、さまざまなコースやスキームが紹介されています。

最適な仕事を見つけましょう

接客サービスの求人は、Academy of Food & Wine Service のウェブサイトに掲載されており、驚くような国際的な求人を見つけることもできます。

ピーター・エイビス、Babylon Restaurant/レストラン・マネージャー

ホスピタリティと旅行業界のいろいろ

ホスピタリティと旅行業界における、未経験でも可能なエントリー・レベルの仕事、昇進の可能性、人気の分野や卒業生に人気のある就職先について見てみましょう。

あなたが優れた接客のスキルを持っており、エントリー・レベルの採用が豊富にあり、かつ急速な進歩を遂げる可能性のある業界で働きたいと思っているなら、ホスピタリティ及び旅行業界があなたの探している場所かもしれません。この業界はバラエティに富んでおり、国際的な名前を持つレストラン、ホテルや旅行団体、小さな家族経営のビジネスまで、さまざまあります。もちろん自分自身でビジネスを立ち上げることもできますが、経験と理解を得るために、まずは業界で働くことが最善かもしれません。

この業界は、16歳及び18歳の高校卒業資格、また学士及び修士の資格を持つ卒業生たちに、雇用機会を与えています。すぐに収入を得るか、さらなる教育を身につけるために勉強するか、どちらにしても、あなたに合った就職への道を見つけることができるでしょう。

ホスピタリティ及び旅行業界にはどんな種類の仕事があるでしょうか?
旅行代理店で、デスクワークの営業担当者から、世界の反対側にある5つ星ホテルの経営まで、幅広い仕事があります。 どのようなキャリアを選ぶことができるか、いくつかの例を挙げてみました。

アドベンチャー・ツーリズム
カヤック、クライミング、洞窟探検、またはトレッキングなどをするのが好きなら、これはあなたにぴったりのキャリアかもしれません。
リサーチや企画をすることもあるため、デスクワークの側面もあります。 エネルギッシュであること、計画性があり、きちんとしていること、フレンドリーで穏やかな、自信を持った人に適しています。

ホテル・マネージメント
大きなホテル・グループは、財務、マーケティング、人事などの分野に特化したスタッフを採用することが多く、かなり早い段階での昇進が可能です。スキーリゾートから、カリブの島々でのリトリートまで、海外で働く機会がたくさんあり、仕事の一部として宿泊優待などの特典も付くかもしれません。

レストラン
レストラン・マネージャーの業務には、シフトの管理、食材の品質管理、安全衛生手順の実施、良質なサービスの維持などが含まれます。 大規模なレストラン・チェーンにおいては、さらに特定の役割に特化した、スタッフを採用することが多いでしょう。ウェイターもしくはキッチン・スタッフとしてスタートする人もいれば、Aレベル(大学進学準備)・コース終了後にスタートする人もいます。大きな企業では、自社のトレーニング・プログラムがあり、さまざまなレベルからスタートでき、ウェイター、シフト・マネージャー、さらにはアシスタント・マネージャーまでのキャリア・プログラムを提供しています。マネージメント・トレーニングのプログラムに参加するには、関連する科目で、さらに上の教育資格が必要な場合もあります。

バー、クラブ、パブ
お客様にサービスを提供する、未経験のエントリー・レベルから、マネージメント職に進んだり、関連する学位を取得して、卒業生プログラムに参加できます。 マネージャーとしての役割には、バーカウンターでの作業、口座の取り扱い、株式の購入、スタッフの採用やトレーニングが含まれます。

イベント及びカンファレンス
貿易ショー、就職フェア、研究会から展示会に至るまで、さまざまな種類のイベントがあります。 地上職として、サポートをする役割から始め、組織したり企画したりする、シニアなイベント・マネージメントの役割に進むこともできます。関連する教育資格があれば、より高いレベルの役割として、採用されるかもしれません。独自のイベント・マネジメント・チームや、それに特化した部門を持つ企業であれば、会場の予約、宿泊施設の手配、出席者の資料手配などの責任者になることもできます。

旅行代理店
パック・ツアーの販売をしたり、旅行の手配のお手伝いをします。窓口のジュニア・スタッフとして働き始めたり、事務員やコンサルタントとして働き始め、マネージメント職に昇進することもできます。
あるいは、マネージメント・トレーニング・プログラムに参加することもできますが、競争率は高く、おそらく学位が必要になるでしょう。

高等学校卒業生に最も人気のある、ホスピタリティ及び旅行業界

次に挙げる企業はすべて、「2017年度高等学校卒業生に最も人気のある就職先企業ベスト100」に掲載されており、TARGETcareersのパートナーで、リサーチ機関であるtrendenceが、タイの10,500人の生徒たちを対象に調査したものです。生徒たちがどこで働いてみたいかという人気順に、ランクされています。

これらの企業により提供されるトレーニング・プログラムには様々なものがあるので、まずは詳細を確認することが大切です。GCSE(義務教育修了)レベルをまだ修了していない生徒を採用し、トレーニングをする企業もあれば、GCSEまたはAレベルをすでに修了している生徒を採用するところもあり、大学卒業生のためのトレーニングを提供するところもあります。仕事をしながらこの業界に就職する方法と、トレーニングを受けてこの業界に就職する方法については、他の弊社記事でも読むことができます。

雇用主は、すばらしい接客サービスを提供できる、熱心で勤勉な従業員を探しているのです。あなたにその自信があるのであれば、どんなレベルの資格を持っているかにかかわらず、前に進み、スキルを磨いてゆくチャンスがあるでしょう。

タイでホスピタリティ、娯楽、観光業界の仕事に就くためには?

ホスピタリティ/ 娯楽/ 観光業界でのキャリアをスタートさせるにあたって、実務経験の探し方から収入まで、知っておくべきことを、まとめてみました。ホスピタリティ/ 娯楽/ 観光業界は、イギリス国内でも国外でも卒業生を募集しており、いまだ成長を続けています。この業界は、宿泊、食品サービス、健康及びフィットネス関連、エンターテイメント、バー、クラブ、パブまで、さまざまな分野を網羅しています。 どの分野を選んだとしても、選択肢はふんだんにあり、マネージメント職に就くチャンスもあります。

どうすれば、ホスピタリティ/ 娯楽/ 観光業界で仕事を見つけることができるでしょうか?

ホスピタリティ業界で仕事を見つけるには、さまざまな方法があり、必ずしも最初に、資格を取得する必要はありません。実際の職場訓練からスタートしたり、卒業生のためのプログラムを取ったり、もっと採用のチャンスを増やすために、さらに勉強を続けてもかまいません。小規模の雇用主は、正式なスキームを持っていない傾向はありますが、そのぶん早い段階で、責任のあるポジションに就くチャンスは増えるでしょう。

雇用主は、いろいろな形で応募を受け付けています。応募者を評価するための情報がすべて含まれている、紙面またはインターネットでの応募を好む雇用主もいます。応募者の性格などがより出やすい、履歴書及びカバーレターでの応募を好む雇用主もいます。

それぞれの雇用主は、一回きりの面接から、複雑な一連の面接及び評価まで、独自の採用プロセスを採用しています。自分の応募する組織と職種をリサーチすることで、面接の準備をし、当日のために最善を尽くすことです。心理テストの練習をしておくのも、良いかもしれません。

どのようなスキルや、資格条件が必要でしょうか?

必ずしも大学卒業資格が必要なわけではありませんが、ホスピタリティ/ 娯楽/ 観光業界において、適切な資格を取得することは、あなた自身の、この業界に対するコミットメントを証明することになり、より高いランクのキャリアから、スタートできる可能性があります。資格は、短期大学の学位、国家ディプロマから、学士および修士にまで及びます。 最近の職業訓練制度は、実務的なトレーニングを提供しながら、職業資格を取ることを目指しています。それぞれの専門機関を通じて、プロとしての資格を取ることも可能です。

ホスピタリティ/ 娯楽/ 観光業界は、下記のような、いわゆるソフト・スキルも求めています:

*コミュニケーション能力
*協調性
*柔軟性
*業界へのコミットメント
*プロ意識
*熱意

どのような分野で、働くことができるのでしょうか?

ホスピタリティ業界は、さまざまな職場環境を持つインターナショナルな業界です。 カナダのスキーリゾートや、カリブ海のクルーズ、アユタヤの遺跡ガイドまで、その範囲は広大です。仕事を探し始めるにあたって、あなた自身が魅力的だと思うものを、選択すれば良いのです。選択肢として、下記のようなものがあります:

アドベンチャー・ツーリズム
バー、クラブ、パブ
カンファレンスやイベント
クルーズ船
エンターテインメントや娯楽
フード・サービス・マネージメント
健康及びフィットネス
美術館や歴史遺産
ホスピタリティ・サービス
ホテル
パブリック・セクター
ファーストフードなどの小売業
レストラン
ツアーオペレーター
旅行代理店
ビジター・アトラクション

タイのホスピタリティ/ 娯楽/ 観光業界における給与水準は?
大卒業資格を持つスタッフの給与水準には幅がありますが、キャリアを押し進めることは比較的しやすく、それが収入の増加にもつながります。賃金は、施設の種類によって決まります。小規模なホテルでの、ゼネラル・マネージャー職であれば、年間3万ドルほどの収入となり、大型の5つ星ホテルでは、最大10万ドルほどの収入を得ることもできます。ヘルス・クラブのジュニア・マネージャー職の場合は、2万ドル、レジャー・クラブのマネージャー職の場合は4万ドル、レストラン・マネージャー職では、年間2万ドル〜6万ドルあたりの収入が見込めます。
しかし、未経験も経験者もスタートの給料は一般的な外国人のサラリーマンからすると最底辺の給料しかもらえません。雇用主によっては食事や住居の手当てをしれくれますが、年間1万3千ドルからのスタートが多いです。日本での経験が認められてマネジメント職から入社できれば、それなりの給料を得ることが出来ます。

実務経験は必要でしょうか?
業界の雰囲気を知り、どのような分野で働くかを決めるのに、不可欠なのが経験です。雇用側に、業界への関心が高いことを、印象づけることにもなります。大学に行きながら、夜間や週末、休暇中の時間を使って、仕事の経験を得ることもできます。早い段階で経験を積んでおくと、将来どのような仕事をしたいのかが、見えてくるようになります。経営に関わるか、自分でビジネスを立ち上げるか、何をするにせよ、基本を習得するということは、あなたの助けとなるでしょう。

卒業生プログラムの競争率は?
多数の指揮・監督レベルのプログラムがあり、現在のところ、競争率はそれほど高くありません。しかし、大規模な企業などが行う卒業生プログラムは、常に競争率が高いため、努力をする必要があります。

タイのホスピタリティ/ 娯楽/ 観光業界での仕事の見つけ方はメジャーなものは求人情報サイトです。しかし、これは未経験の人や、経験が浅い人向けの探し方です。日本やタイ国外で少なからずも経験があり、それを認めて欲しい場合や、そこそこの給料が欲しい人は求人情報サイトから応募すると、給料はセーブされるでしょう。
知識や経験を踏まえて交渉をしてくれるのは転職エージェントからの応募に限ってです。

それでは幾つかタイのホスピタリティ/ 娯楽/ 観光業界での仕事を紹介してくれる転職エージェントをピックアップします。

タイの転職・就職なら人材紹介会社キャリアリンクタイランド
タイ バンコクにある日系の人材紹介会社で、東南アジアの求人情報サイトを運営しているので日系転職エージェントの中では案件が多いです。

タイにあるイギリス系転職エージェント JACリクルートタイランド
日本にも進出しているイギリス系転職エージェント会社です。

タイにあるアメリカ系転職エージェント ロバートウォルターズ
こちらも日本に進出している転職エージェントです。英語しか通じないので、英語に自信がある人は利用しても良いと思います。

外資系では一番強いモンローコンサルタント
日本語が使えませんが、英語を自由に操れる人であれば登録する価値があります。

ゴーアジアマンパワー
タイのローカル企業に強い人材紹介会社です。日系人材紹介会社で紹介してもらえそうになければ利用してみてください。他で紹介されないような企業の案件も持っています。

日本では最大手のリクルートグループ タイのグループ企業 RGF
日本では言わずと知れた有名な人材紹介会社のリクルートが海外展開するのがRGFです。

ホスピタリティの仕事が魅力的な10の理由

英国ホスピタリティ協会(BHA)の2009年の統計によると、現在約1,900万人が、この業界に従事しています。もしこの記事をお読みになっているのであれば、あなたもこのうちの1人でしょう。また、なぜこの業界がそれほど人気があるのか、なぜ多くの人々がこの業界で働きたいと希望しているのか、きっとすでにご存知のことでしょう。
確かに勤務時間は長く、疲れることもあるかもしれませんが、ホスピタリティ業界で働く人に、熱意を持たない人はいません。ホスピタリティに関わる仕事がどれほど魅力的か、その理由を10挙げてみました。

1. お客様に喜んでもらう
あなたがホテルのコンシェルジュであったり、舞台裏で仕事をしているキッチン・ポーターであったり、もしくはホテルの経営に関わっている場合でさえも、出勤するたびに、あなたは誰かの一日を、ほんの少し喜ばしいものにすることができるのです 。この仕事は、人があってのものです。部品を作ったり、スプレッドシートを作成したりする仕事ではありません。誰かを幸せな気持ちにする仕事なのです。そんなあなたに、最適なウェブサイトがあります。参考にした上で、スマイルズ・オブ・ブリテン・キャンペーンに参加してください。

2. クリエイティブである
ホスピタリティの仕事は、人に関わるという面だけでなく、クリエイティブな側面も持っています。食べ物や飲み物、または経験といったような、一種のプロダクトを創り出すということなのです。お客様にもっと楽しんでもらえるように、さらに改良を重ねることもできます。

3. 世界への扉を開く
世界のどの国にも、ホスピタリティ業界というものは存在しているため、どこへ行っても、あなたが習得したスキルを役立てることができます。つまり、ホスピタリティ業におけるキャリアは、新しい国、新しい文化、新しい人々を発掘する、鍵となるものなのです。東南アジアで働くことをお考えなら、姉妹サイトの東南アジアの求人情報サイトキャリアリンクへどうぞ。国際的なホスピタリティの仕事、クルーズ船の仕事、中東地域の仕事など、たくさんの求人があります。

4. 我慢をする必要がない
ホスピタリティ業界には、さまざまな分野が存在するため、ひとつの役割を、ずっと我慢する必要はありません。 同じ雇用主のもとで働きながら、数年の間に、レセプション業務、予約マネージャー業務、コンシェルジュ業務などの職種に、移っていくことができます。他にこんな業界があるでしょうか?

5. 早くに責任のあるポジションにつける
ホスピタリティ業界では、同じレベルのポジション間での異動があるのと同じくらいに、かなり早い段階で、責任のあるポジションにつくこともできます。一生懸命に働き、資格を取得し、顧客や同僚たちとうまくコミュニケーションを取り、イニシアティブを発揮すれば、早い段階で、スタッフやプロジェクトなどを指揮監督する、シニアなポジションにつくことができます。

6.9時-5時ではない
毎日毎日、同じ時間に起き、同じ朝食を食べ、スーツを着てネクタイを締め、同じ電車に乗って、同じオフィスに向かう、あながたそういうタイプの人間であれば、ホスピタリティ業界は、あなた向きではないかもしれません。ホスピタリティ業界には、勤務時間だけでなく、その勤務時間内に対応する業務の種類も、多種多様なものがあります。

7. 明確なルート
業界全体で認められている、ホスピタリティ資格というものがあり、その資格を得るためにトレーニングできる場所は、国内に数百もあります。資格取得の詳細については、専用のトレーニング・セクションをご覧ください。Springboardは、初心者レベルの資格取得コースを提供しており、また、National Skills Academy of Hospitalityに問い合わせて、資格取得コースについて、知ることもできます。

8. すばらしい特典
オフィスで働く人の約得といえば、安物のドリンクが出たり、悲惨な音楽がかかる、楽しいとは言えないクリスマス・パーティーくらいのものでしょう。ホスピタリティ業に従事している場合は違います。
お客様を楽しませられるということは、従業員自身、お互いを楽しませることができるということなのです。有名人に会ったり、豪華な食事をしたりなど、それらはホテルなどで働いてる場合の特典です。

9. すばらしい環境
どんな職場にも必ず、気が合わなかったり、やや愛想がなかったりする同僚が、ひとりやふたりはいるものですが、そのような人たちは、この業界では働いていません。お客様に不愉快な思いをさせる人が、雇われることはありません。これまでに会ったこともないような、活気にあふれた、楽しい人々がホスピタリティ業界で働いているのには、そういう理由もあるのです。

10. 安全な賭け
人には、食べ物や飲み物、眠る場所が必要です。 したがって、最近の不安定な経済状況の中でさえ、ホスピタリティ業界は比較的安全と言えます。事実、2009年後半には、BHAのCEOであるボブ・コットンが、不景気についてこう述べています:「2008年10月以来の過去12ヶ月間、ホスピタリティ業界は、最も厳しい時期を経験しましたが、ともあれホテル業とレストラン業の両方がまだ生き残っており、そのほとんどは、痛手を負っていません」

さあ仕事を探してみませんか?

ホテル・クラークとしての仕事を得る方法

世界はますますグローバル化し、国際旅行がこれまで以上に可能となり人気を集めているように、ホスピタリティ業界は、かつてないほどに成長しています。この新しいグローバル化時代は、ホスピタリティ及び旅行業界の繁栄にとって、絶好の条件を生み出しました。それでは、ホテル・クラークとして就職するための、いくつかのヒントをご紹介しましょう。

ホスピタリティの学位を取りましょう
世界中の宿泊施設には、宿泊客に快適に泊まってもらうために採用される、基盤となる職種があります。ホテル・クラークとは、宿泊者が必要なすべてのサービスに、一番初めに対応する仕事です。ホテル・クラークとして仕事を得る一番の方法は、ホスピタリティ及び観光の学位を取得することです。これらのプログラムでは、ホテル運営のすべてを理解し、接客サービスの基礎を学ぶことができます。このような学位は、多くのコミュニティ・カレッジや、4年制の大学でも取得することができます。

経験を生かしましょう
フロント・デスクの仕事の一部は、純粋な経験を通してしか、獲得することができません。雇用主は、ホスピタリティ及び観光に関連する学位を持つ応募者だけを採用しているとは限りません。ハウス・キーパーやサーバーなどの低いところから、単純に昇進してきた人たちもいます。このような日々の業務を通して、確実にホテル・クラークになるための、貴重な経験を積むことができるのです。

フロント・デスクの仕事には、優れた接客のスキルが必要です。生まれつき、宿泊客とのさまざまな対応を処理できるような才能を持っている人々もいます。ホテル・マネージャーは、フレンドリーで、意欲があり、業務にまじめに取り組む、人々にサービスを提供することを楽しでいるような人を探しています。経験やその人の持つ性質が、ときには準学士号などの資格に勝ることもあるのです。

インターネットもしくは直接リサーチしてみましょう
最近では、多くのホテルやリゾートが、オンライン・システムを利用して求人情報を投稿し、応募を受け付けています。ただし、いまだに昔のやり方で、フロント・デスク・クラークとしての仕事を探すこともできます。たとえば、単純にホテルへ行き、宿泊施設でのクラークとして応募したい旨をはっきりと示した履歴書とカバーレターを、直接渡すこともできます。フロント・デスクの担当者に渡せば、ホテル・マネージャーと直接話す必要はありません。求人フェアーなどは、ホテル及び観光業界での就職先を得るのに、とても良い場所です。地方商工会議所および観光局がイベントを主催し、地元企業が応募を受け付けるブースを設置していることが多いでしょう。旅行や観光に関連する、このような地元のイベントに赴き、就職先の情報を得ることは、決して無駄なことではありません。そのようなイベントで、実際のホテル・クラークやマネージャーと話をし、スピタリティ業界について教えてもらったり、仕事のヒントをもらうこともできます。

教育資格と実務経験があれば、どんな人でも、ホスピタリティ及び観光業界で、職を得ることができます。接客のスキルも、大きな鍵となります。最後に、正しい履歴書を書くことができれば、あなたが働いてみたいホテルからの面接を勝ち取ることが、さらに容易にできるようになるでしょう。LiveCareerのResume Builderは、質の高い履歴書を簡単に作成する方法を提供しています。

ホスピタリティ及び観光産業におけるキャリアとは

ホスピタリティ及び観光産業における神話

ホスピタリティや観光業界で仕事をするということは、ずっと休暇を取っているようなものだと、聞いたことがあるかもしれません。 一日中、ホテルやバーやレストランのあちこちで、ちょこちょこと仕事をしたり、世界中を渡り歩いて、日焼けをしながら、人々が楽しい時間を過ごせるよう、手助けをしたりするような仕事なのだと。あるいは、ホスピタリティや観光に関わる仕事が、単なる穴埋めのようなものだと、聞いたことがあるかもしれません。 つまり休暇中に、ちょっとしたお小遣いを稼ぐようなものだというような。

 

もしあなたがこの仕事について、そう考えておられるのなら、それは間違っていると言わざるを得ません。多くの人々が、ホスピタリティや観光業界において、一生のキャリアを築こうとしています。これらのキャリアは刺激的でやりがいがあり、変化に富んでいますが、一方で大変な努力と献身を必要とします。

 

というわけで、ホスピタリティや観光業界で働こうと決める前に、まずは実際にはどのような業界であるのかを、探求する必要があるのです。

 

ホスピタリティ及び観光産業における実情

 

この業界では、飲食及び宿泊に関することが、すべてです。つまりそれは、観光、旅行、アトラクション、接客に関することすべて、という意味です。人々を楽しませる手助けをすることが、ホスピタリティ及び観光産業の基本なのです。

 

ホスピタリティ及び観光業界で働く人々に、私たちは日々遭遇します。ちょっと飲みに行くとき、何かを食べに行くとき、または豪華な世界一周旅行をするとき、5つ星ホテルに滞在してビジネスクラスに乗るとき(実際にはなかなかないことですが、念のため。わかりますよね?)などもそうです。私たちの社会生活も余暇の時間も、この業界にキャリアを捧げた、懸命に働く彼らなしには、成り立たないのです。

ホスピタリティ及び観光業界における仕事について、知っておかなければいけないのは、いわゆる一般的な、9-5時までの仕事には、なり得ないという点です。この業界で働く人々は、他の人々が楽しんでいるときに、働かなければならないのです。たとえば、パブやクラブで働く人々は、主に夜に仕事をすることが多いでしょうし、観光業の場合は、人々が夏の休暇でのんびりしているときに、一番忙しくなるのです。

 

ホスピタリティ及び観光業における仕事とは、親しみがあり、効率的で、しかも丁寧なサービスを、お客様に提供することです。したがって、優れたコミュニケーション能力、忍耐力、明るい性格などが、この業界でうまくやっていくための、不可欠な要素となります。認められるには、この業界で本当に働きたいと、心底望んでいなければなりません。あなた自身が楽しんで仕事をしていなければ、親しみやすい接客をすることは、難しいからです。

 

ホスピタリティ及び観光業界における職種の選択

 

ホテル及び宿泊施設での仕事は、施設の種類によって、大きく違ってくることがあります。たとえば、ユースホステルで働いている場合と、5つ星のリゾートホテルで働く場合では、かなりの違いがあるということです。組織の規模や、その組織や施設がどんなサービスを提供しているかによって、いろいろな経験を積んでいくことができます。

 

どんな組織も、一般的な業務を監督するマネージメント職が必要です。大きめのホテル・チェーンではさらに、財務、マーケティング、人事、一般事務のスタッフをも、雇用しているでしょう。加えて、ホテルや宿泊施設には、以下のような職種もあります:

 

レストランのスタッフ

シェフ

掃除スタッフ

バー・スタッフ

コンシェルジュ

キッチン・アシスタント

接客スタッフ

エンターテインメント・スタッフ

 

レストラン、ケータリング、飲食店は、ほとんどが調理をする人々に支えられています。 シェフ、スー・シェフ、コック、そしてキッチン・スタッフは、その専門的なスキルを見込まれて、採用されます。

飲食店でも、重要な意思決定を行い、接客担当のチームが効率的に働くことを指揮する、マネージメント職のスタッフが必要です。

 

ウェイターやバー・スタッフ、時にはプロのソムリエも必要となります。大規模なレストラン・チェーンでは、ビジネス・マネージャー、財務スタッフ、人事スタッフ、マーケティング・スタッフなども雇用しています。

 

バーやパブ、クラブでは、実際のバー業務をする人材が求められますが、イギリスでは、マネージメント職のポジションの求人も、多くあります。マネージメントのポジションにいるスタッフは、「小売業ライセンス」(アルコールの販売許可の責任を負うスタッフは、このライセンスが必要)の訓練を受けることが多いようです。

大きめのチェーンなどでは、プロモーションやイベントを取りまとめるための、さまざまな職種を提供しているところもあります。

 

コーヒー・スタンドや、ジュース・バー、その他の小さなスタンドが、あちらこちらでオープンしているようです。このような形態は、明らかに一大ビジネスになっており、バリスタ、ジュース・オペレーター、マネージメント職などの、雇用機会が出始めています。

 

カンファレンスや、文化的なイベントにおいては、接客担当から、プロモーション・チームのスタッフ、バー・スタッフにいたるまで、スムーズに運営されていることが大切です。 ケータリングやホスピタリティのスタッフは、病院や学校、大学などの公共のサービス機関でも、特別に重要な役割を担っています。

 

観光業界は、ホスピタリティ業界と同じような職種となることが多いようです。しかし、ホスピタリティ業界とは、また違った職種も多くあり、人々の旅のお手伝いをしています。旅行代理店や観光情報センターで働く人々は、人々が良い休暇を過ごす手助けとなるような、価値のあるサービスを提供しています。

 

人々がまだ訪れたことのない場所で、楽しい時間を過ごすための手助けをするのには、彼らの専門知識が、とても重要となります。実際に担当者に会って話を聞くよりも、インターネットや旅行本で情報を得ることが、ますます増えたことは確かです。それでも、旅のプランを練る際に、もう少し人間味がほしい場合、これらの人々が手助けしてくれるでしょう。

 

同様に、ツアー・オペレーター、ツアー・ガイド、余暇の担当者、観光スポットなどで働くスタッフは、人々が最大限に娯楽を満喫できるよう、手助けしています。 この種の職業は、ツーリズムの中でも少し冒険的な要素を持つ、アドベンチャー・スポーツを行うようなの休暇の場合に、特に重要となります。特殊なスキルを有し、安全や技術的な面に知識を持つ人材が、必要とされるからです。

 

旅客サービス業の仕事は、観光業における、もう一つの重要な分野です。旅をできるだけ快適で楽しいものにするために不可欠なのが、列車やフェリー、クルーズ船、長距離バスなどの、客室乗務員や接客担当のスタッフです。

 

というわけで、ホスピタリティや観光業の仕事は、楽しいことばかりを体験できる、というわけにはいきませんが、かといって、いわゆる一般的な、9-5時勤務の仕事でもありません。これを読んで、興味をお持ちになったのであれば、この業界に関連する、さまざまなキャリア・パスを探求し、サービス及び観光業の仕事が、あなたに合ったものかどうか、確かめてみてください。