未経験から始められる7つのレストラン業界の仕事

National Restaurant Associationによると、アメリカの飲食業界は現在、1,440万人の従業員を雇用しています。 この数字は、今後10年間で170万人増え、一番下のエントリー・レベルの仕事から、レストランの経営まで、雇用機会が増えると予測されています。 驚異的な成長の可能性を持つ業界でのキャリアに興味があるのならば、実務経験がほとんどなくても、仕事が見つかるかもしれません。 最初の第一歩を踏み出せるよう、未経験でもできるエントリー・レベルの仕事について考えてみましょう。

バーテンダー
労働統計局(BLS)によると、バーテンダーの2015年度の収入は、平均19,530ドルとなっています。アメリカのレストラン、バー、ナイトクラブは、2014年に580,990人を雇用していますが、2014年度末までに、バーテンダーの雇用は10%増えると見込まれています。これらの新しいバーテンダー職の多くは、現場で働きながらのトレーニングがあるため、正式な教育を必要としません。しかしながら、バーテンダー・クラスを受講したことのある者(州や地方の法律や規制について学ぶことを含む)は、何の経験のない者よりも、有利な場合があります。

バッサー
お客様が店を出た後、テーブルをきれいにするのが、バッサーの役目です。汚れた皿、銀器、ガラス器具、ナプキンを集め、食器洗い場や洗濯場に持ち帰り、その後、新しい食器やリネン類で、テーブルを元に戻します。サーバーが、食べ物や飲み物をテーブルに運ぶのを手伝う場合もありますし、調味料やその他の必需品を、補充する業務もあります。レストランにおいては、一番下の仕事のひとつですが、バッサーになるには、実務経験の必要がありません。サーバーやバーテンダーに昇進する第一歩となる、良い方法といえるでしょう。
ディッシュ・ウォッシャー
ディッシュ・ウォッシャーの仕事は、通常は食洗機で、皿、銀食器、ガラス食器、調理器具などを洗うことです。大きな鍋や皿、厨房機器などは、手で洗います。ディッシュ・ウォッシャーはまた、台所を清掃したり、閉店後にゴミを出したりする役目もあります。BLSによると、2015年には、505,000人のディッシュ・ウォッシャーが雇用されました。彼らは年間、平均で19,340ドルの収入を得ています。ディッシュ・ウォッシャーもまた、レストランにおける最底辺の仕事ではありますが、多くのレストラン・オーナーや有名シェフが、そこからスタートしています。

ホスト/ホステス
ホストやホステスは、エントランスでお客様を迎え、テーブルに案内し、メニューを渡します。また、それぞれのサーバーに、適切な作業量が確保されるように、テーブルのローテーションの監視も担当しています。多くのレストランでは、ホスト/ホステスが電話に応答し、予約を入力し、テイクアウトのオーダーの対応もします。これらのポジションのほとんどは、特別な教育や実務経験を必要としませんが、接客担当のマネジャーや、レストランのゼネラル・マネージャーに昇進できる場合があります。

ライン・コック
裏方の仕事が向いているようであれば、ライン・コックは、レストランでのキャリアを始めるのに、うってつけの出発点になるかもしれません。ライン・コックは、食材を準備し、指定された持ち場で、スー・シェフ及びエグゼクティブ・シェフの指示の元で調理をします。持ち場には、フライ、グリル、ソテーがあります。一番下のエントリー・レベルのライン・コックは、フライの持ち場に割り当てられ、その後、最も複雑な調理をしなければならないソテーの持ち場へ移ります。 Culinary Schools Networkによると、ライン・コックの時給は10ドルから17ドルです。料理専門学校のプログラムを修了した人は、より多くの収入を得られるだけでなく、早く昇進することができるようです。優秀なライン・コックは、ライン・スーパーバイザー、スー・シェフ、エグゼクティブ・シェフなどに、昇進できることもあります。

調理補助
調理補助の仕事は、野菜や果物を洗ったり切ったり、肉を切ったり、魚をさばいたり、食材を混ぜたりなど、さまざまなものがあります。彼らはライン・コックがオーダーに従ってすばやく調理できるように、レストランのメニューの食材を準備する必要があります。そのため、毎日誰よりも早くキッチンに立つことが多いでしょう。調理補助の仕事に必要な資格はほとんどありませんが、基本的なナイフのスキルや、食品の安全に関する知識は持っていると有利でしょう。調理補助のポジションは、ライン・コックに進むための準備をするには、最適なポジションとなります。

サーバー
BLSによると、米国のホスピタリティ業界は、2014年に2,465,100人のサーバーを雇用しています。これらの人々は、年間19,250ドルの収入を得て、レストランやその他の飲食店のお客様に、食べ物や飲み物を提供しています。半分近くがパート・タイムで働いており、その他、早朝、日中、深夜、週末や祝日などのシフトもあります。正式な教育が必要ないため、現場でスキルを身につけていくことが多いでしょう。優秀なサーバーは、ダイニングルーム・スーパーバイザー、フロント・ハウス・・マネージャー、そしてレストランのゼネラル・マネージャーへ、キャリアを進めることができます。

ホスピタリティ業界における役職名と仕事内容

ホスピタリティ業界の求人で見られる役職名には、どんなものがあるでしょうか?ホスピタリティ業界には、さまざまな分野があります。 ホテル、レストラン、カジノ、テーマ・パーク、クルーズ・ライン、その他、お客様が余暇を過ごすための施設で働くことになります。

ホスピタリティ業界における職種の多くは、あらゆる場面で、お客様と直接関わることが多いでしょう。しかし、営業、マーケティング、および経理の仕事のような、舞台裏の仕事もあります。 ウェイターや調理の仕事など、ホスピタリティ業界においては、食品サービスに関わる仕事もたくさんあります。

また、ホテル・マネージャーや、エグゼクティブ・シェフを含む、多くのマネージメント・レベルの仕事もあります。したがって、ホスピタリティ業界の仕事は、お客様との直接の関わりがとても多いか、ほとんどないか、どちらとも言えます。未経験でもできるレベルの仕事がほとんどですが、より多くの責任と、より多くの収入を得るために、ステップアップできる業界です。

ホスピタリティ業界における、一般的な役職名

下記に、ホスピタリティ業界における、最も一般的な役職名を挙げてみました。

コンシェルジュ
お客様と直接関わり、さまざまなサービスを提供します。 仲介の役目を担ったり、お客様が要求する特定のサービスを提供したり、お客様が必要とするものを前もって予測しておきます。これらのサービスは、ベビーシッターから、ショーの切符の手配、おすすめのレストランの提案まで、多種多様です。

いくつかのホテルにおいては、未経験でもできる仕事となります。
ただし高級ホテルともなると、何年ものホスピタリティ経験を持つ、コンシェルジュを雇っています。 コンシェルジュは、広範囲にわたる接客スキルを持った、難しい常連客を冷静にさばくことのできる、問題解決のエキスパートである必要があるのです。

他の接客担当の職種には、次のようなものがあります:

カジノ・ホスト
クルーズ船の乗船員
フロント・デスク・アソシエイト
フロント・デスク・スーパーバイザー
フロント・オフィス・アテンダント
フロント・オフィス・マネージャー
ゲーム・ディーラー
ゲスト・リレーション・マネージャー
ゲスト・サービス・アソシエイト
ゲスト・サービス・スーパーバイザー
ホテル・クラーク
受付
予約係
予約エージェント

イベント・プランナー
多くのホテルには、会議室やイベント・スペースがあり、会議や結婚式など、様々なイベントに貸し出しています。 イベント・プランナーは、企業または個人と協力して、そのイベントが円滑に行われるように手配します。

他のイベント・プランニングの職種には、次のようなものがあります:
イベント・マネージャー
エグゼクティブ・カンファレンス・マネージャー
エグゼクティブ・ミーティング・マネージャー
ミーティング/コンベンション・プランナー
ミーティング・コーディネーター
ミーティング・マネージャー
ミーティング・プランナー
ミーティング・スペシャリスト
スペシャル・イベント・マネージャー
ウェディング・コーディネーター

エグゼクティブ・シェフ
ホスピタリティ業界の舞台裏で、多くの仕事を指揮監督する役割を担っています。 レストラン、ホテル、カジノ、または食べ物を提供するその他の施設において、フード・オペレーションを監督する仕事です。
通常、すべての食材を注文し、メニューの計画を立て、調理をします。
必ずしも必要というわけではありませんが、多くのヘッド・シェフは、料理学校、専門学校、コミュニティー・カレッジ、または4年制大学を通じて、何らかのトレーニングを受けています。

ほとんどの場合、エグゼクティブ・シェフになるためには、ライン・クックのような、未経験でもできる役割から始めます。その間に、キッチン全体を監督するために必要なマネージメント・スキルと、メニューを開発するための料理のスキルを磨いていくわけです。

他のエグゼクティブ・シェフに関連する職種、またはエグゼクティブ・シェフになるための職種には、次のようなものがあります:

カフェ・マネージャー
ケータリング・マネージャー
シェフ
コック
フード/ビバレッジ・マネージャー
キッチン・マネージャー
ペイストリー・シェフ
レストラン・マネージャー
スー・シェフ

ホテル・ゼネラル・マネージャー
ホテルのゼネラル・マネージャー、またはホテル・マネージャーは、ホテル(または宿、ロッジ、その他寝室を備えた施設)が、円滑に運営されるように監督する仕事です。これには、宿泊客とのやりとり、スタッフの管理、不動産に関わる財務処理、その他たくさんの業務が含まれます。

ホテル・マネージャーの中には、ホテル経営の学位または資格を取得している人もいれば、高等学校を卒業したのち、数年のホテル勤務経験を持つ人もいます。
ホテルのゼネラル・マネージャーは、強力なビジネス・スキル、マネージメント・スキル、対人関係のスキルが必須となります。

ホスピタリティ施設の経営及び運営に関連する他の職種には、次のようなものがあります:

バック・オフィス・アシスタント
ケータリング・セールス・マネージャー
ホテル・セールス・ダイレクター
マーケティング/セールス・ダイレクター
グループ・セールス・マネージャー
ゲストルーム・セールス・マネージャー
ホテル・マネージャー
ロッジング・マネージャー
セールス/マーケティング・マネージャー
シフト・リーダー
シフト・マネージャー
スパ・マネージャー
ウェディング・セールス・マネージャー

ハウスキーパー
ホテルや、他のホスピタリティ施設を、清潔に維持する責任があります。 一般的には、個々の客室だけでなく、共有部分の掃除もします。 ベッド・メーキング、洗濯、バスルームの掃除しリネン類の管理、その他諸々の業務があります。

ハウスキーパーは、重いものを持ち上げることが多く、一日のほとんどが立ち仕事なので、体力的なスタミナが必要とされます。
ホスピタリティ業界には、メンテナンスや清掃に関連する、他の多くの業務があります。 メンテナンスや清掃の分野でも、マネージメント職に就ける機会はあります。

その他の、ハウスキーピングに関連する役職名には、次のようなものがあります:

ハウスキーピング・ダイレクター
メインテナンス・ダイレクター
オペレーション・ダイレクター
エグゼクティブ・ハウスキーパー
ハウスキーパー
ハウスキーパー補助
ハウスキーピング・スーパーバイザー
リード・ハウスキーパー
メイド
メインテナンス・スーパーバイザー
メインテナンス・ワーカー

ポーター
宿泊客の手荷物の取り扱いが仕事です。宿泊客の部屋まで荷物を運んだり、ロビーまで荷物を下ろしたりします。

ポーターは、ホスピタリティ業界における、たくさんのサポートス・タッフ業務のひとつになります。

他の一般的な職種としては、駐車係(パーキング・アテンダントとも呼ばれます)があります。 ホテルや、レストラン、または他の施設に来場する、お客様の車を駐車します。

ポーターや駐車係に類似する、他のサポート・スタッフの職種には、次のようなものがあります:

荷物係
ベル・アテンダント
ベルボーイ
ベル・マン
ドライバー
パーキング・アテンダント
駐車係
バレット・アテンダント
バレット・パーキング・アテンダント

ウェイター/ ウェイトレス
レストラン、バー、ホテル、カジノ、その他飲食を提供する施設で働いています。 注文を受けたり、食べ物や飲み物を運んだり、会計をしたり、お客様と直接関わる仕事です。

正式な教育は必要ありませんが、ウェイターやウェイトレスは、高い対人関係能力やコミュニケーション能力を備えていなければなりません。 お客様の注文、特に複雑な飲み物の注文を覚えておく必要があるため、細かいところによく気がつかなければなりません。 お客様と直接に関わりたい人にとっては、理想の仕事と言えるでしょう。

他のウェイター/ ウェイトレスに類似する役職名には、次のようなものがあります:

バック・ウェイター
バンケット・サーバー
バー・バック
バリスタ
バーテンダー
バッサー
カフェ・マネージャー
ケータリング・アシスタント
フード・ランナー
フード・サーバー
ヘッド・ウェイター
ホスト
ホステス
給仕長
サーバー
ソムリエ

ホスピタリティの仕事が魅力的な10の理由

英国ホスピタリティ協会(BHA)の2009年の統計によると、現在約1,900万人が、この業界に従事しています。もしこの記事をお読みになっているのであれば、あなたもこのうちの1人でしょう。また、なぜこの業界がそれほど人気があるのか、なぜ多くの人々がこの業界で働きたいと希望しているのか、きっとすでにご存知のことでしょう。
確かに勤務時間は長く、疲れることもあるかもしれませんが、ホスピタリティ業界で働く人に、熱意を持たない人はいません。ホスピタリティに関わる仕事がどれほど魅力的か、その理由を10挙げてみました。

1. お客様に喜んでもらう
あなたがホテルのコンシェルジュであったり、舞台裏で仕事をしているキッチン・ポーターであったり、もしくはホテルの経営に関わっている場合でさえも、出勤するたびに、あなたは誰かの一日を、ほんの少し喜ばしいものにすることができるのです 。この仕事は、人があってのものです。部品を作ったり、スプレッドシートを作成したりする仕事ではありません。誰かを幸せな気持ちにする仕事なのです。そんなあなたに、最適なウェブサイトがあります。参考にした上で、スマイルズ・オブ・ブリテン・キャンペーンに参加してください。

2. クリエイティブである
ホスピタリティの仕事は、人に関わるという面だけでなく、クリエイティブな側面も持っています。食べ物や飲み物、または経験といったような、一種のプロダクトを創り出すということなのです。お客様にもっと楽しんでもらえるように、さらに改良を重ねることもできます。

3. 世界への扉を開く
世界のどの国にも、ホスピタリティ業界というものは存在しているため、どこへ行っても、あなたが習得したスキルを役立てることができます。つまり、ホスピタリティ業におけるキャリアは、新しい国、新しい文化、新しい人々を発掘する、鍵となるものなのです。東南アジアで働くことをお考えなら、姉妹サイトの東南アジアの求人情報サイトキャリアリンクへどうぞ。国際的なホスピタリティの仕事、クルーズ船の仕事、中東地域の仕事など、たくさんの求人があります。

4. 我慢をする必要がない
ホスピタリティ業界には、さまざまな分野が存在するため、ひとつの役割を、ずっと我慢する必要はありません。 同じ雇用主のもとで働きながら、数年の間に、レセプション業務、予約マネージャー業務、コンシェルジュ業務などの職種に、移っていくことができます。他にこんな業界があるでしょうか?

5. 早くに責任のあるポジションにつける
ホスピタリティ業界では、同じレベルのポジション間での異動があるのと同じくらいに、かなり早い段階で、責任のあるポジションにつくこともできます。一生懸命に働き、資格を取得し、顧客や同僚たちとうまくコミュニケーションを取り、イニシアティブを発揮すれば、早い段階で、スタッフやプロジェクトなどを指揮監督する、シニアなポジションにつくことができます。

6.9時-5時ではない
毎日毎日、同じ時間に起き、同じ朝食を食べ、スーツを着てネクタイを締め、同じ電車に乗って、同じオフィスに向かう、あながたそういうタイプの人間であれば、ホスピタリティ業界は、あなた向きではないかもしれません。ホスピタリティ業界には、勤務時間だけでなく、その勤務時間内に対応する業務の種類も、多種多様なものがあります。

7. 明確なルート
業界全体で認められている、ホスピタリティ資格というものがあり、その資格を得るためにトレーニングできる場所は、国内に数百もあります。資格取得の詳細については、専用のトレーニング・セクションをご覧ください。Springboardは、初心者レベルの資格取得コースを提供しており、また、National Skills Academy of Hospitalityに問い合わせて、資格取得コースについて、知ることもできます。

8. すばらしい特典
オフィスで働く人の約得といえば、安物のドリンクが出たり、悲惨な音楽がかかる、楽しいとは言えないクリスマス・パーティーくらいのものでしょう。ホスピタリティ業に従事している場合は違います。
お客様を楽しませられるということは、従業員自身、お互いを楽しませることができるということなのです。有名人に会ったり、豪華な食事をしたりなど、それらはホテルなどで働いてる場合の特典です。

9. すばらしい環境
どんな職場にも必ず、気が合わなかったり、やや愛想がなかったりする同僚が、ひとりやふたりはいるものですが、そのような人たちは、この業界では働いていません。お客様に不愉快な思いをさせる人が、雇われることはありません。これまでに会ったこともないような、活気にあふれた、楽しい人々がホスピタリティ業界で働いているのには、そういう理由もあるのです。

10. 安全な賭け
人には、食べ物や飲み物、眠る場所が必要です。 したがって、最近の不安定な経済状況の中でさえ、ホスピタリティ業界は比較的安全と言えます。事実、2009年後半には、BHAのCEOであるボブ・コットンが、不景気についてこう述べています:「2008年10月以来の過去12ヶ月間、ホスピタリティ業界は、最も厳しい時期を経験しましたが、ともあれホテル業とレストラン業の両方がまだ生き残っており、そのほとんどは、痛手を負っていません」

さあ仕事を探してみませんか?

まったくの未経験からウェイターの仕事につく方法

ウェイターの仕事をしたいけれど、経験がないのでしょうか? 実務経験が必要なレストランもありますが、まったく経験のない人を雇うレストランもたくさんあります。 どんなウェイターもウェイトレスも、もともとは何の経験もなかったのだということを、忘れないでください。 いきなり接客の仕事を得るのは難しいかもしれませんが、その仕事を得られる確率を上げるために、面接で使える経験やスキルがあります。 未経験でウェイターの仕事を得る方法は次のとおりです。

他の職務経験をアピールしましょう
あなたが以前に、他の仕事をしていたなら、その中には面接で話す価値のあるスキルが含まれているはずです。

どのような種類の接客業(受付、販売員など)でも、ウェイターとして働くことにつながるスキルがあります。 お客様とどのように接してきたのか、そのときの経験をどのように飲食業の仕事に役立てることができるか、話してください。

まったく話せるような経験がない場合は、なぜこの仕事に興味があるのかを説明し、少しでも関係のありそうな趣味、能力、経験などについて話してください。多くのレストランでは、マルチタスクであること、協調性、プロフェッショナルなサービスを提供できることなど、ウェイターとしての資質が求められます。 このようなスキルを持っていることを、示すことが大切なのです。

リサーチしましょう
リサーチをすることによって、面接がうまくいきます。

ウェイターの経験がなくても、あなたが仕事の内容や責任について完全に理解していることを、面接官に示す必要があります。 求人広告をもう一度読み、ウェイターの仕事についてのブログや記事を読んでみてください。ウェイターにどのような責任があるか、日々どのようなことに直面しているのかを理解することで、ウェイターの仕事に求められるものがわかるでしょう。

自宅で練習してみましょう
ウェイターとして、レストランではたくさんの仕事をこなさなければなりません。 テーブルを準備する、皿を集める、食べ物をサービスする、2-3枚の皿やトレイや飲み物を運ぶなど、その他もろもろです。これらのスキルは、練習しておくことによって、面接官にあなたを印象づけることができます。

一部のレストランでは、フルタイム契約を締結する前に、試用期間がをもうけられています。 なぜでしょうか? あなたにサーバーとしての素質があるかどうか、見極めたいからです。

本当にウェイターとして就職したいのであれば、皿を運んだり、テーブルを準備したりする練習を、家で積んでおかなければなりません。レストランではトレーニングを施してくれますが、練習しておくに越したことはありません。

笑顔で、フレンドリーにふるまいましょう
偉大なウェイターの、最も重要な資質の2つは、フレンドリーであることと、笑顔でいることです。お客様と接するということは、フレンドリーでいなければならず、接客においては、それがすべてと言えます。

多くの面接官は、あなたを見て、サーバーとしての資質があるかどうか、判断したいと考えています。面接では、礼儀正しくいること、笑顔でいることを忘れないでください。

プロとしての自覚を持ちましょう
面接では、きちんとした身なりをしてください。接客業の場合、適切な服装をしていることは、必須条件です。これは、あなたが業務を理解し、ドレスコードに従うことを、面接官に示すことにもなります。

ほとんどのレストランには、ドレスコードがあります。面接に出かける前に、制服のポリシーがどんなものであるか、調べて行くようにしてください。

また、正しい靴を履くことによって、ウェイターとして本気で働きたいということを、面接官にアピールすることができます。作業中の怪我などを避けるために、滑り止めのある作業靴を履く必要があります。レストラン内には、ガラス、食器、鋭いカトラリーなど、危険なものがたくさんあるのです。足を支える、滑りにくい靴が必要となります。

ホテル・クラークとしての仕事を得る方法

世界はますますグローバル化し、国際旅行がこれまで以上に可能となり人気を集めているように、ホスピタリティ業界は、かつてないほどに成長しています。この新しいグローバル化時代は、ホスピタリティ及び旅行業界の繁栄にとって、絶好の条件を生み出しました。それでは、ホテル・クラークとして就職するための、いくつかのヒントをご紹介しましょう。

ホスピタリティの学位を取りましょう
世界中の宿泊施設には、宿泊客に快適に泊まってもらうために採用される、基盤となる職種があります。ホテル・クラークとは、宿泊者が必要なすべてのサービスに、一番初めに対応する仕事です。ホテル・クラークとして仕事を得る一番の方法は、ホスピタリティ及び観光の学位を取得することです。これらのプログラムでは、ホテル運営のすべてを理解し、接客サービスの基礎を学ぶことができます。このような学位は、多くのコミュニティ・カレッジや、4年制の大学でも取得することができます。

経験を生かしましょう
フロント・デスクの仕事の一部は、純粋な経験を通してしか、獲得することができません。雇用主は、ホスピタリティ及び観光に関連する学位を持つ応募者だけを採用しているとは限りません。ハウス・キーパーやサーバーなどの低いところから、単純に昇進してきた人たちもいます。このような日々の業務を通して、確実にホテル・クラークになるための、貴重な経験を積むことができるのです。

フロント・デスクの仕事には、優れた接客のスキルが必要です。生まれつき、宿泊客とのさまざまな対応を処理できるような才能を持っている人々もいます。ホテル・マネージャーは、フレンドリーで、意欲があり、業務にまじめに取り組む、人々にサービスを提供することを楽しでいるような人を探しています。経験やその人の持つ性質が、ときには準学士号などの資格に勝ることもあるのです。

インターネットもしくは直接リサーチしてみましょう
最近では、多くのホテルやリゾートが、オンライン・システムを利用して求人情報を投稿し、応募を受け付けています。ただし、いまだに昔のやり方で、フロント・デスク・クラークとしての仕事を探すこともできます。たとえば、単純にホテルへ行き、宿泊施設でのクラークとして応募したい旨をはっきりと示した履歴書とカバーレターを、直接渡すこともできます。フロント・デスクの担当者に渡せば、ホテル・マネージャーと直接話す必要はありません。求人フェアーなどは、ホテル及び観光業界での就職先を得るのに、とても良い場所です。地方商工会議所および観光局がイベントを主催し、地元企業が応募を受け付けるブースを設置していることが多いでしょう。旅行や観光に関連する、このような地元のイベントに赴き、就職先の情報を得ることは、決して無駄なことではありません。そのようなイベントで、実際のホテル・クラークやマネージャーと話をし、スピタリティ業界について教えてもらったり、仕事のヒントをもらうこともできます。

教育資格と実務経験があれば、どんな人でも、ホスピタリティ及び観光業界で、職を得ることができます。接客のスキルも、大きな鍵となります。最後に、正しい履歴書を書くことができれば、あなたが働いてみたいホテルからの面接を勝ち取ることが、さらに容易にできるようになるでしょう。LiveCareerのResume Builderは、質の高い履歴書を簡単に作成する方法を提供しています。

ホテルの仕事

ホテルやリゾートの従業員は、どのような仕事をしているのでしょうか?

バーテンダー、レストラン・スタッフ、ライフ・ガード、ホテルコンシェルジュ、スポーツインストラクター、ハウスキーピング、ツアーバスの運転手、さらにはスノーキング・スーパーバイザーなども、国内のリゾートやホテルで、採用されている職種の一部です。

バーテンダーやレストラン・スタッフの業務は、お客様の注文を取り、会計をし、レストラン内を清潔に保つことです。ホテルやフロント・デスクのコンシェルジュは、電話応対、予約の受付、書類整理、宿泊客のチェック・イン及びチェック・アウトの手助け、特別なリクエストの手配などの業務を行います。

あなたはよく体を動かす方ですか?一日中オフィスにいることが苦痛であれば、もっとアクティブな業務につくことを考えてみてください。ライフ・ガードに応募すれば、泳いでいる人々の安全を監視しながら、プールで楽しむことができます。ライフガードは通常、シフト中に役割をローテーションし、怪我を防ぐための、安全基準などを施行します。また、水のpHレベルをチェックしたり、フィルターの洗浄をしたり、必要であれば応急処置も担当しています。

もうひとつ、かなり体動かすことになる業務に、ツアーバスのガイドがあります。多くのリゾートやホテル、特にバケーション先で、宿泊客の観光案内をし、街の見どころを紹介するために、ツアーバスのサービスを提供する仕事です。乗車中、乗客に安全手順を説明し、レストランやショッピングなどの観光スポットをお知らせするため、地理を理解している必要があります。スポーツのインストラクターも、常に体を動かす仕事です。レクチャーとデモンストレーションを組み合わせて、スポーツのクラスを主催し、お客様の希望にこたえます。

どのような労働条件があるでしょうか?

リゾートやホテルの従業員の労働条件は、仕事によって異なります。例えば、フロント・デスクの従業員やハウスキーパーなどは、明るく清潔でエアコンの効いた屋内で働きますが、スポーツ・インストラクターやライフ・ガードは、屋外で働くことを厭わないようでなければなりません。 同様に、スキー・リゾートで働く従業員は、ビーチのあるホテルの従業員とは、まったく異なった環境で働くことになります。
このような従業員は、一日中足腰を使うことを求められる上に、どんな天候にも対応できる必要があります。勤務時間は仕事によって異なりますが、フロント・デスクは通常24時間稼働しているため、柔軟なスケジュールで働けることが重要です。祝日や週末は非常に忙しい時期なので、春休みの計画は、まだ立てない方が良いかもしれません。日焼けや風焼け、油まみれのキッチンで滑ったり転んだり、暑さや寒さによる、熱中症や凍傷の危険もあります。

どんなスキルが必要で、どうすれば昇進することができるでしょうか?

どのポジションで働くかによりますが、これらの業務には、一定の制限があります。アルコールを提供するバーテンダーまたはレストランの従業員は、多くの州では21歳以上でなければならず、法律にのっとったポリシーや手続きを理解していなければなりません。ライフ・ガードは通常、少なくとも15歳以上でなければならず、応急処置やCPRの訓練を受けなければなりません。学士号を取得し、アスリートとして十分な経験を持つ、スポーツ・インストラクターが採用されることが多いのも事実です。ツアー・バスの運転手は、違反歴のない免許を持っていなければならず、ツアーを行う地域に精通していなければなりません。コンシェルジュは、複雑な電話システムを使用して、通話を転送したり保留したりすることができなければならず、優れた接客のキルを備えている必要もあります。ほとんどのリゾートやホテルでは、従業員全員に犯罪歴検査と薬物検査を実施しますので、最善に備えてください。

宿泊客とは毎日接するため、すべての従業員は、コミュニケーション能力に優れていることが大切です。宿泊客というものはときどき、ミニ・バーにじゅうぶん飲み物が入ってない、ハウスキーパーがベッド・メーキングの際にチョコレートを置いて行かなかったなどの、やや厳しい要求をすることがあります。このような小さな火種が起こったら、たとえ腹が立ったとしても、常に穏やかで、にこやかな態度を崩さないでください。

実務的な経験と適切なトレーニングは、ホテル・マネージャー、エンターテイメント・ディレクター、レストラン・マネージャー、またはフロント・デスク・アドミニストレーターなどの、マネージメント職への昇進につながります。

収入は?

賃金は仕事の種類によって大きく異なりますが、たいていは、90日間の雇用後に、医療保険に加入することができます。 ホテルやリゾートで働く際についてくる特典は、最も嬉しいところでしょう。宿泊が無料または割引になったり、さまざまなイベントやエンターテインメントに参加できたり、無料または割引で食事ができたりするのです。
あなたが季節限定の従業員で、その職場のある地域に住んでいない場合、一部のリゾートでは、あなたの毎月の給与を支払いながら、住居及び食事の費用もカバーしてくれます。 つまり、あなたがトレーニングしなければいけないのが背泳ぎであれ、ゴルフのスイングであれ、電話応対のスキルであれ、リゾート及びホテル業界の仕事というものは、バケーション的な要素があるということです。さらに具体的な情報については、賃金計算で、あなたの住んでいる場所における、この業界の賃金を確認してみましょう。