ホスピタリティ業界で仕事に就くために

マーケティング分析からソーシャルメディアに至るまで、ホスピタリティ業界におけるさまざまな役割は、急速に拡大しています。 どのような仕事があり、どのように対応すれば良いのか、まとめてみました。
私がマイアミのNick’s Italian Fisheryで、ディッシュ・ウォッシャーとして働き始めたとき、私の地元であるリバプールの人々は、それをキャリアと呼べるものだとは、考えていなかったでしょう。それでも、私はいつもこんな風に考えていたのです、最初に与えられた役割に真面目に取り組めば、それはやがて素晴らしいキャリアにつながる扉を開ける、第一歩となるのではないかと。

10年を少し過ぎたころすでに、アメリカ及びイギリスのホテルやレストランを渡り歩きながら、最終的にはBabylon Restaurantでのレストラン・マネージャーの仕事を得て、私のプロとしての経験は、数えきれないほどになっていました。とりわけ、この業界を牽引する賞である、その年のレストラン・マネージャー大賞をとったことがきっかけで、ネッカー・アイランドのサー・リチャード・ブランソンと共に働くことができたことは、私が特に大切にしている経験のひとつです。

そんなわけで、すっかり時代遅れになってしまったという、ひと昔前の主張にもかかわらず、57%の若者が、再びサービス業への就職を真面目に考えているという、Livebookings社の最近の調査について読み、嬉しく思いました。ただしもちろん、すべての見通しが明るいというわけではありません。5人に2人は、この業界の仕事が、退屈で同じことの繰り返しであると感じており、3分の1ほどは、業界が先見的ではないと考え、5人に1人は、インターネットやソーシャルメディアのスキルや知識を活かすことができないだろうと答えています。3分の1ほどが、できれば会社員のような仕事に就きたいと答えていますが、その若者たちもあきらかに、ホスピタリティ産業の仕事が、彼らの世代のスキルとは相容れない職業であると感じているようです。

そこには、ひとつ大きな誤解があります。実際には、ホスピタリティ産業における職種の大半は、今や大きく変化し、従来のサービスにおけるスキルと同じように、ITやソーシャルメディアの専門知識を、必要とするようになりました。飲食業界は、めまぐるしく変化しています。 外食事情が、これまでどれほど劇的に変化してきたかを考えてみれば、成功しているレストランのマネージャーの対応が、いかに重要かということは、容易に想像できるでしょう。ソーシャルメディア管理、マーケティング、戦略、分析、ブログ管理など、幅広い分野を視野に入れながら、仕事を探してみる価値は、あるのではないでしょうか。

サービス産業にはどのような職種があるでしょうか

集客のために、インターネット及びソーシャルメディアを活用するスキルがありますか

レストランを探す際、今やほとんどの客は、インターネットを検索することから始めます。Googleは最近、レストラン関連の検索は、毎年17%ずつ増加している、と報告しています。というわけで、レストランやホテルなどの有能な接客担当者は、できるだけインターネット上で、ビジネスを展開させることに、力を注いでいるでしょう。
つまり、そのホテルまたはレストランを探しやすいこと、ウェブサイトが魅力的で、予約を取りたくなるような構成になっていること、ツイッターやフェイスブックなどの、ソーシャルネットワークと連帯できること、などです。これは、メディア審査、ソーシャルネットワーク管理やブログ管理の強化が、今やこの業界にとっては、すでに当たり前の需要であることを意味しているのです。

あなたはおそらくインターネット上で、ご自身のプロフィールを作成する知識をお持ちだと思いますが、その知識が、この業界にどれほど有用であるかということを、過小評価してはいけません。
雇用主にあなた自身のことをアピールすることによって、あなたのアイデアが採用され、それが新しく、かつ刺激的なビジネスに繋がっていくかもしれません。

流行に敏感ですか?レストラン・マーケターが向いているかもしれません

社会のトレンドというものは、消費者の行動に影響を与えますが、そのトレンドに、ホスピタリティ産業は、大きく影響されます。 客の意志決定を促すものが何なのか、それを常に先取りすることができれば、絶え間なく客が足を運んでくれるような、ホスピタリティ・ビジネスを提供することができるでしょう。

ITスキルは、とても有用なものです。データベースの構築が得意分野であれば(予約管理や、顧客からのフィードバック管理)、常連客の好みなどを容易に分析することができ、それをマーケティングに応用することができます。 マーケティング分析は、競争が激しく、分析結果がほぼ瞬時に反映されるホスピタリティ産業の分野においては、これまで以上に重要な要素になっています。

戦略やイベント管理のスキルが必要とされています

興味がないと思われるかもしれませんが、あなたが就いてみたい職業に必要なスキルについて、ちょっと違った側面から考えてみてください。 あなたの強みは、戦略でしょうか?大規模なケータリング会社を例にとってみた場合、フード・サービスの企画範囲は、学校の子供たちや上流階級の人々、さらには軍隊にまで及ぶかもしれないのです。
メディアに関心がありますか?

イベントを企画するとしましょう。それに伴い、宣伝や広報活動を行うことによって、同じ業界内の人々と知り合うことができ、あなた自身のスキルを証明する機会を得ることができます。ケータリング・イベントの企画は、大変大きな需要のある社交的な仕事で、あらゆる他の種類の仕事につながる、出発点となる可能性があります。

どのようにすれば、サービス業界に食い込むことができるでしょうか?

サービス業の中でも、違った分野の仕事のリサーチをすることから、始めてみましょう。

ホスピタリティ業界に入り込むには、さまざまな方法がありますが、さまざまな分野もあります。リサーチすることで、あなた自身にどのような可能性があるか、発見できるでしょう。

実際に働いてみましょう

学校や大学に在籍している間にしていたアルバイトが、じゅうぶんな経験になるとは、考えない方が良いかもしれません。レストラン・マネージャーの仕事を探し、この業界の仕事にどんなものがあるのか、積極的に見てみましょう。熱意は多くの場合、ホスピタリティ業界における重要な要素となります。あなたが与えられた役割を、きちんとデモンストレーションできれば、それはあなた自身の可能性を広げ、キャリアを作り上げることになるでしょう。

ホスピタリティ産業の養成機関をリサーチしてみましょう

Hilton Worldwide、Intercontinental Hotels、Whitbreadなど、多くの主要なホスピタリティ企業が、若者い世代の養成に取り組んでいます。
Big Hospitalityのウェブサイトにも、さまざまなコースやスキームが紹介されています。

最適な仕事を見つけましょう

接客サービスの求人は、Academy of Food & Wine Service のウェブサイトに掲載されており、驚くような国際的な求人を見つけることもできます。

ピーター・エイビス、Babylon Restaurant/レストラン・マネージャー

ホスピタル業界におけるトップ・10の業務

ホスピタル業界におけるトップ・10の業務

あなたはこの業界に値する、資質やスキルを持っていますか?もし持っているのであれば、あなた向きの仕事があるかもしれません。

仕事において適用すべき法則がひとつあるとすれば、それは「良い職場は、良い人材を呼ぶ」ということになります。その中でも特に、フレンドリーな人々を必要としている業界があります。

ホテル、レストラン、会議用施設などを含む、ホスピタリティ産業は、ますます拡大しています。米国労働統計局によると、ホスピタリティ業界では今日、1240万人が働いており、これは全雇用の約8.6%を占めています。ホスピタリティ業界は、2004年から2014年の間に17%増加し、220万人以上の新規雇用が追加されると予測されています。

「景気が良いということは、旅行につぎ込むことのできるお金がたくさんあるということです。人々は20年前と比べて、ワインや旅行先などの情報を、よりたくさん持っています」と、Kendall College’s Les Roches School of Hospitality Managementの学長である、ジェフリー・カレットは述べています。「そのことが、ホスピタリティ及び娯楽産業を、大きく発展させてきました」。

安い賃金や、長い労働時間などの理由で、ホスピタリティ業界を避けている人々もいます。昇進のチャンスがあることや、6桁並の収入を得ることのできる利点があることを、知らない人は多いのです。

「ホスピタリティ産業は、活気溢れる魅力的な業界です。6桁並の収入を得て良い生活が送れる上に、経費はまかなわれることが多く、その他の多くの職業よりも、ダイナミックな職場環境を提供しています」とカレットは言います。「トップクラスのマネージャーに与えられる宿泊優待や、ホテルやレストランのマネージャーが日々得ることのできる特典などを含めると、この業界の報酬というものが、他の業界に比べても、遜色のないことがわかるでしょう」

このますます雇用の増加している業界で、仕事を探しているのであれば、次にあげる10の職種を見てみましょう:

1. ホテル・ゼネラル・マネージャー
仕事内容:施設の運営及び収益に関わる、すべてを指揮監督します。人事及び人的パフォーマンス、常連客へのサービス、宿泊料金、広告、広報、メニューのセレクションなどの、基準を構築します。
トレーニング:業界内での2年以上のトレーニング及び/または実務経験。
アメリカにおける平均的な収入:149,456ドル

2. ホテル・クラーク
仕事内容:チェック・インやチェック・アウト、部屋の割り当て、ホテル・サービスに関する問い合わせ対応など、宿泊客へのさまざまなサービスを提供します。
トレーニング:業界内での3〜6ヶ月間のトレーニング及び/または実務経験。
アメリカにおける平均的な収入:19,710ドル

3. ベルボーイ
仕事内容:宿泊客を客室に案内したり、荷物の運搬をします。ホテルで利用可能なサービスや施設、エンターテイメントやアトラクションの情報を宿泊客に提供し、すべてきちんと基準に達しているかの確認をするため、ゲスト・ルームを精査します。
トレーニング:短期間の実務トレーニング。
アメリカにおける平均的な収入:15,995ドル

4. ミーティング/コンベンション・プランナー
仕事内容:さまざまな規模の会議や、特別なイベントを企画します。予算、ゲスト・スピーカー、エンターテイメント、交通、設備、技術、備品、物流上の要件、印刷、食べ物や飲み物、その他の関連するものごとの調整をします。
トレーニング:業界内での6〜12ヶ月のトレーニング及び/または実務経験。
アメリカにおける平均的な収入:60,245ドル

5. コンシェルジュ
仕事内容:レストランの予約、特別なイベントのチケット予約、旅行や観光ツアーなどの手配をします。
トレーニング:短期間の実務トレーニング。
アメリカにおける平均的な収入:16,262ドル

6. 給仕長
仕事内容:ヘッド・ウェイターとも呼ばれ、お客様にテーブルを割り当て、予約を取ります。常連客のためのサービスの手配、すべてのウェイターが、効率的に仕事ができているように気を配ります。
トレーニング:ほとんどは飲食のサーバーとして出発し、だんだんと昇進していきます。カレッジにおける、ホテルやレストランの経営や経営管理のコースの資格は、有利となります。
アメリカにおける平均的な収入:28,000 – 45,000ドル、施設によって異なります。

7. エグゼクティブ・シェフ
仕事内容:メニューの作成やスタッフの管理など、キッチンのすべての業務を監督します。余った食材の再利用、どんなメニューが人気が高いかなどの調査、お客様がどのくらい食べるかの予想、できあがった料理を試食、特別なレシピの開発などが仕事です。
トレーニング:業界内での4年以上のトレーニング及び/または実務経験。
アメリカにおける平均的な収入:46,206ドル

8. チケット予約・エージェント
仕事内容:電話またはメールでの問い合わせに対応し、スケジュール、料金、宿泊施設などの旅行手配に関する提案や情報を提供、運賃や客室料金などの案内、交通機関やホテルの予約などを行います。
トレーニング:高等学校の卒業資格あるいは同等のものが最も一般的ですが、雇用主の中には、経営またはビジネスの学位の修了を条件としているところもあります。
アメリカにおける平均的な収入:27,750ドル

9. メイド、ハウスキーパー、客室係
仕事内容:ベッド・メーキング、リネン類の補充、部屋や廊下の清掃、掃除機をかけたり、ゴミを集めたり、バスルームの備品の補充などの、軽い清掃業務を担当します。
トレーニング:特に必要ありませんが、関連する知識や経験は必要となります。短期間の実務トレーニング。
アメリカにおける平均的な収入:20,124ドル

10. ゲーム・ディーラー
仕事内容:クラップス、ブラックジャック、ルーレットなどの、テーブル・ゲームの運営をします。サイコロを投げたり、プレイヤーにカードを配付したりします。勝者を決定し、賭け金を計算し、分配したり集めたりします。
トレーニング:少なくとも高等学校卒業資格、またはGED資格(高卒認定資格)を有していると有利です。カジノは、教育資格、トレーニング、及び実務経験における、それぞれの基準を持っています。ゲーム関連の資格の修得だけでなく、ホスピタリティ業界に関連する分野でのアソシエイト、学士号または修士号の提供も行っている機関が多くあります。
アメリカにおける平均的な収入:14,340ドル

レストランで仕事を得る最善の方法

成人のほぼ半数が、人生のある時点で、レストランの仕事をしたことがあるそうです。 一時的な仕事、または副業としてしかのみ、この業界を捉えていない人々もいますが、飲食業に対する誤解を鵜呑みにしてはいけません。多くのレストランは、高いスキルの必要な、条件の良い職種を募集しています。

どこで探せば良いでしょう
インターネット上の、一般の求人が掲載されているところで、レストランの求人を探すこともできますし、飲食業の求人に特化したウェブサイトで、検索することもできます。新聞の求人欄を探すのも、いまだに良い方法ですし、直接レストランに行き、尋ねることもできます。レストラン業界での入れ替わりは早く、広告されていなくても、募集していることがあります。

採用基準や資格など
あなたの持っている資格を、希望している職種に照らし合わせてみてください。希望する仕事に、いきなり最初から就けるわけではありません。著名なレストランで、高い報酬の支払われるポジションについている人々の多くは、ファースト・フード・レストランやカジュアル・レストランで働くことから始めています。キャッシャー、ホスト/ホステス、ディッシュ・ウォッシャーなど、一部のレストランの仕事は、特に経験や教育を必要としない場合があります。必要とするトレーニングは、実務をこなす上でなされるでしょうし、その後に昇進するチャンスがあります。ただしその他の、エグゼクティブ・シェフやレストラン・マネージャーなどのポジションには、学位や相応の実務経験が必要となるでしょう。
事前に調べておきましょう
応募する前に、そのレストランを調べることで、他の応募者との間に差をつけるとができます。料理の種類や、客層などの細かいところを、観察してみましょう。一部の雇用主は、あなたのビジネスに関連する知識を、テストすることもあります。たとえば、アルコールの売り上げから多くの利益を得ているレストランでは、リカーやワインの、ペアリング・スキルについての知識を試すこともあります。日本料理やタイ料理など、その国の料理を専門とするレストランでは、外国の料理の知識についてのテストをすることもあります。

準備しておきましょう
応募書類を提出するときや、面接に行くとき、特にお客さんと関わるような仕事を希望している場合は、身だしなみをきれいにするなど、プレゼンテーションが大切です。履歴書を更新しておくことも大事ですが、以前の職場の連絡先アドレスや電話番号を用意していることも大切です。多くのレストランでは依然として、応募申請書の記入を促すところがあります。直接申請に行く場合は、食事と食事の間の、ピーク時以外の時間に行くようにしましょう。

アピールしましょう
レストランに関係のない職歴や経験も、アピールしておきましょう。接客やレジ経験、外国語を話す能力などのスキルです。また、忙しい環境で働いたり、週末や休日に出勤できるというような、飲食業界では共通の懸案事項に理解があることも、アピールしてください。

2016年年度の飲食業界その他関連する業界の従業員の収入
米労働統計局によると、2016年の飲食業界及び関連する業界の従業員の平均年収は、19,710ドルでした。下の方から見て、飲食業に従事する従業員及びそれに関連する従業員の25パーセンタイルは、年間18,170ドルの収入を得ており、これは、75%がこの金額を上回っていることを意味します。 75パーセンタイルの収入は22,690ドルとなっており、これは25%が、それ以上の収入を得ていることを意味しています。2016年は、アメリカ国内で5,122,500人が飲食業界に従事しています。

ホスピタリティと旅行業界のいろいろ

ホスピタリティと旅行業界における、未経験でも可能なエントリー・レベルの仕事、昇進の可能性、人気の分野や卒業生に人気のある就職先について見てみましょう。

あなたが優れた接客のスキルを持っており、エントリー・レベルの採用が豊富にあり、かつ急速な進歩を遂げる可能性のある業界で働きたいと思っているなら、ホスピタリティ及び旅行業界があなたの探している場所かもしれません。この業界はバラエティに富んでおり、国際的な名前を持つレストラン、ホテルや旅行団体、小さな家族経営のビジネスまで、さまざまあります。もちろん自分自身でビジネスを立ち上げることもできますが、経験と理解を得るために、まずは業界で働くことが最善かもしれません。

この業界は、16歳及び18歳の高校卒業資格、また学士及び修士の資格を持つ卒業生たちに、雇用機会を与えています。すぐに収入を得るか、さらなる教育を身につけるために勉強するか、どちらにしても、あなたに合った就職への道を見つけることができるでしょう。

ホスピタリティ及び旅行業界にはどんな種類の仕事があるでしょうか?
旅行代理店で、デスクワークの営業担当者から、世界の反対側にある5つ星ホテルの経営まで、幅広い仕事があります。 どのようなキャリアを選ぶことができるか、いくつかの例を挙げてみました。

アドベンチャー・ツーリズム
カヤック、クライミング、洞窟探検、またはトレッキングなどをするのが好きなら、これはあなたにぴったりのキャリアかもしれません。
リサーチや企画をすることもあるため、デスクワークの側面もあります。 エネルギッシュであること、計画性があり、きちんとしていること、フレンドリーで穏やかな、自信を持った人に適しています。

ホテル・マネージメント
大きなホテル・グループは、財務、マーケティング、人事などの分野に特化したスタッフを採用することが多く、かなり早い段階での昇進が可能です。スキーリゾートから、カリブの島々でのリトリートまで、海外で働く機会がたくさんあり、仕事の一部として宿泊優待などの特典も付くかもしれません。

レストラン
レストラン・マネージャーの業務には、シフトの管理、食材の品質管理、安全衛生手順の実施、良質なサービスの維持などが含まれます。 大規模なレストラン・チェーンにおいては、さらに特定の役割に特化した、スタッフを採用することが多いでしょう。ウェイターもしくはキッチン・スタッフとしてスタートする人もいれば、Aレベル(大学進学準備)・コース終了後にスタートする人もいます。大きな企業では、自社のトレーニング・プログラムがあり、さまざまなレベルからスタートでき、ウェイター、シフト・マネージャー、さらにはアシスタント・マネージャーまでのキャリア・プログラムを提供しています。マネージメント・トレーニングのプログラムに参加するには、関連する科目で、さらに上の教育資格が必要な場合もあります。

バー、クラブ、パブ
お客様にサービスを提供する、未経験のエントリー・レベルから、マネージメント職に進んだり、関連する学位を取得して、卒業生プログラムに参加できます。 マネージャーとしての役割には、バーカウンターでの作業、口座の取り扱い、株式の購入、スタッフの採用やトレーニングが含まれます。

イベント及びカンファレンス
貿易ショー、就職フェア、研究会から展示会に至るまで、さまざまな種類のイベントがあります。 地上職として、サポートをする役割から始め、組織したり企画したりする、シニアなイベント・マネージメントの役割に進むこともできます。関連する教育資格があれば、より高いレベルの役割として、採用されるかもしれません。独自のイベント・マネジメント・チームや、それに特化した部門を持つ企業であれば、会場の予約、宿泊施設の手配、出席者の資料手配などの責任者になることもできます。

旅行代理店
パック・ツアーの販売をしたり、旅行の手配のお手伝いをします。窓口のジュニア・スタッフとして働き始めたり、事務員やコンサルタントとして働き始め、マネージメント職に昇進することもできます。
あるいは、マネージメント・トレーニング・プログラムに参加することもできますが、競争率は高く、おそらく学位が必要になるでしょう。

高等学校卒業生に最も人気のある、ホスピタリティ及び旅行業界

次に挙げる企業はすべて、「2017年度高等学校卒業生に最も人気のある就職先企業ベスト100」に掲載されており、TARGETcareersのパートナーで、リサーチ機関であるtrendenceが、タイの10,500人の生徒たちを対象に調査したものです。生徒たちがどこで働いてみたいかという人気順に、ランクされています。

これらの企業により提供されるトレーニング・プログラムには様々なものがあるので、まずは詳細を確認することが大切です。GCSE(義務教育修了)レベルをまだ修了していない生徒を採用し、トレーニングをする企業もあれば、GCSEまたはAレベルをすでに修了している生徒を採用するところもあり、大学卒業生のためのトレーニングを提供するところもあります。仕事をしながらこの業界に就職する方法と、トレーニングを受けてこの業界に就職する方法については、他の弊社記事でも読むことができます。

雇用主は、すばらしい接客サービスを提供できる、熱心で勤勉な従業員を探しているのです。あなたにその自信があるのであれば、どんなレベルの資格を持っているかにかかわらず、前に進み、スキルを磨いてゆくチャンスがあるでしょう。

レストランで仕事を得るためには

レストランで働くということは、一生のキャリアになることもあれば、キャリアを築くまでのステップとなることもあります。いずれにしても、レストランへの就職は、しばしば競争率が高いものです。短いシフトでの勤務にもかかわらず、良い報酬が得られるというのがその理由です。レストランで仕事を得る機会を増やすには、いくつかの方法があります。

1. まずホストを試してみる
レストラン勤務の経験がなければ、まずはホストとして働いてみるのが良いかもしれません。お客様が最初に見る顔はあなたであり、あなたの仕事は、お客様がどこに座るかを割り当てることです。銀食器やナプキンを調達したり、給仕をするのも仕事のうちです。ホストとして出発することで、あなたがどれほどプレッシャーに強いか、忙しくなったときに、どれだけにこやかにふるまえるかを、マネージャーは見極めることができます。

2. きちんとした服装で
面接を受けるとき、または単に空きのポジションがあるかどうか確認をしに行くとき、一番良い服装を用意しましょう。カジュアルなレストランであっても、スーツとネクタイを着用するのが良いでしょう。そうすることで、マネージャーに時間を割いてもらうことに対して、あなたが敬意を表していること(あなたが真面目に仕事のことを考えていること)を、マネージャーに示すことができます。

3. 経験を強調する
レストランで働いたことがないのですね?それではちょっとクリエイティブになってみましょう。どんなボランティア、ホスピタリティ、または接客の仕事でも、レストランで働く仕事へ、つなげることができます。何年もウェイターとして働いていたのなら、そろそろバーテンダーになるべきなのかもしれません。

4. 教育資格について
高級なバーで働いたり、バーテンダーとしてキャリアを積もうと考えているのなら、バーテンダーのクラスを受講することを検討してみてください。これらのコースは、一般的にそれほど費用がかからず、完了するまでに、あまり時間がかかりません。ただし、実際にバーテンダーの仕事を得るためには、少し時間がかるかもしれません。

キッチンで仕事をしたいのなら、料理の専門学校に通うべきですが、天体物理学のような、無関係なものを学ぶ専門学校にフルタイムで通っていたとしても、履歴書には記入すべきです。あなたの誠実さを証明することにはなるでしょう。

5. 常に笑顔で、あなた自身でいること
どんな業務をこなしているときでも、レストランの仕事というものは、フレンドリーでなければなりません。それは緊張しているときでさえ自然に笑うことができ、世話の焼けるお客様に対しても、フレンドリーな会話ができることを意味します。面接では、礼儀正しく、素直で、面接を受けられることを喜んでいると示す必要があります。そうでなければ、雇用主は、お客様の相手をまかせてはくれないでしょう。

6. 紹介を求める
ひとりやふたり、レストラン業界で働いている、友達がいるかもしれません。バーテンダーやウェイター、ホストというものは、大きなネットワークを持ち、仕事を終えても、密接につながっているものです。そんな彼らに、働いているレストランに求人があるかどうか、尋ねてみるのを躊躇することはありません。もし求人があれば、紹介してもらえるよう、頼んでみることです。別のレストランの求人を教えてくれたのなら、そこで働いている誰かを紹介してもらえるよう、頼んでみてください。コネや紹介というものは、この業界においては非常に役に立つものです。ただし、紹介してくれた人には、きちんと感謝の気持ち伝えましょう(昼食をおごる、サンキュー・カードを送るなど)。

7. 観光シーズン中に働く
あなたの住んでいる街に、観光客が集まる特定のシーズン(ビーチのある街では夏の間など)があるのなら、観光シーズンから数ヶ月または数週間ほど前の時期に、応募をしてみてください。通常雇用主は、忙しい観光シーズン用のサーバー、ホスト、およびバーテンダーをたくさん集めるために、この時期の採用基準をややゆるくしています。
これはレストラン業界というものが、どのように機能しているかを知る、良い経験となります。レストランで働くということ、お客様と直接関わることのできる、すばらしい経験の得られる仕事です。さまざまな人々に会うことができ、短い期間に相応の収入を得ることができます。最初の一歩を踏み入れるのは、簡単ではないかもしれませんが、一度入ってしまえば、良い生活を満喫することができるでしょう。

成長を続けるこの業界で、仕事を見つけたいですか?LiveCareerがお手伝いします。こちらのウェブサイトで、レストラン向けの履歴書を数分で(しかも無料で!)、作成することができます。

タイでホスピタリティ、娯楽、観光業界の仕事に就くためには?

ホスピタリティ/ 娯楽/ 観光業界でのキャリアをスタートさせるにあたって、実務経験の探し方から収入まで、知っておくべきことを、まとめてみました。ホスピタリティ/ 娯楽/ 観光業界は、イギリス国内でも国外でも卒業生を募集しており、いまだ成長を続けています。この業界は、宿泊、食品サービス、健康及びフィットネス関連、エンターテイメント、バー、クラブ、パブまで、さまざまな分野を網羅しています。 どの分野を選んだとしても、選択肢はふんだんにあり、マネージメント職に就くチャンスもあります。

どうすれば、ホスピタリティ/ 娯楽/ 観光業界で仕事を見つけることができるでしょうか?

ホスピタリティ業界で仕事を見つけるには、さまざまな方法があり、必ずしも最初に、資格を取得する必要はありません。実際の職場訓練からスタートしたり、卒業生のためのプログラムを取ったり、もっと採用のチャンスを増やすために、さらに勉強を続けてもかまいません。小規模の雇用主は、正式なスキームを持っていない傾向はありますが、そのぶん早い段階で、責任のあるポジションに就くチャンスは増えるでしょう。

雇用主は、いろいろな形で応募を受け付けています。応募者を評価するための情報がすべて含まれている、紙面またはインターネットでの応募を好む雇用主もいます。応募者の性格などがより出やすい、履歴書及びカバーレターでの応募を好む雇用主もいます。

それぞれの雇用主は、一回きりの面接から、複雑な一連の面接及び評価まで、独自の採用プロセスを採用しています。自分の応募する組織と職種をリサーチすることで、面接の準備をし、当日のために最善を尽くすことです。心理テストの練習をしておくのも、良いかもしれません。

どのようなスキルや、資格条件が必要でしょうか?

必ずしも大学卒業資格が必要なわけではありませんが、ホスピタリティ/ 娯楽/ 観光業界において、適切な資格を取得することは、あなた自身の、この業界に対するコミットメントを証明することになり、より高いランクのキャリアから、スタートできる可能性があります。資格は、短期大学の学位、国家ディプロマから、学士および修士にまで及びます。 最近の職業訓練制度は、実務的なトレーニングを提供しながら、職業資格を取ることを目指しています。それぞれの専門機関を通じて、プロとしての資格を取ることも可能です。

ホスピタリティ/ 娯楽/ 観光業界は、下記のような、いわゆるソフト・スキルも求めています:

*コミュニケーション能力
*協調性
*柔軟性
*業界へのコミットメント
*プロ意識
*熱意

どのような分野で、働くことができるのでしょうか?

ホスピタリティ業界は、さまざまな職場環境を持つインターナショナルな業界です。 カナダのスキーリゾートや、カリブ海のクルーズ、アユタヤの遺跡ガイドまで、その範囲は広大です。仕事を探し始めるにあたって、あなた自身が魅力的だと思うものを、選択すれば良いのです。選択肢として、下記のようなものがあります:

アドベンチャー・ツーリズム
バー、クラブ、パブ
カンファレンスやイベント
クルーズ船
エンターテインメントや娯楽
フード・サービス・マネージメント
健康及びフィットネス
美術館や歴史遺産
ホスピタリティ・サービス
ホテル
パブリック・セクター
ファーストフードなどの小売業
レストラン
ツアーオペレーター
旅行代理店
ビジター・アトラクション

タイのホスピタリティ/ 娯楽/ 観光業界における給与水準は?
大卒業資格を持つスタッフの給与水準には幅がありますが、キャリアを押し進めることは比較的しやすく、それが収入の増加にもつながります。賃金は、施設の種類によって決まります。小規模なホテルでの、ゼネラル・マネージャー職であれば、年間3万ドルほどの収入となり、大型の5つ星ホテルでは、最大10万ドルほどの収入を得ることもできます。ヘルス・クラブのジュニア・マネージャー職の場合は、2万ドル、レジャー・クラブのマネージャー職の場合は4万ドル、レストラン・マネージャー職では、年間2万ドル〜6万ドルあたりの収入が見込めます。
しかし、未経験も経験者もスタートの給料は一般的な外国人のサラリーマンからすると最底辺の給料しかもらえません。雇用主によっては食事や住居の手当てをしれくれますが、年間1万3千ドルからのスタートが多いです。日本での経験が認められてマネジメント職から入社できれば、それなりの給料を得ることが出来ます。

実務経験は必要でしょうか?
業界の雰囲気を知り、どのような分野で働くかを決めるのに、不可欠なのが経験です。雇用側に、業界への関心が高いことを、印象づけることにもなります。大学に行きながら、夜間や週末、休暇中の時間を使って、仕事の経験を得ることもできます。早い段階で経験を積んでおくと、将来どのような仕事をしたいのかが、見えてくるようになります。経営に関わるか、自分でビジネスを立ち上げるか、何をするにせよ、基本を習得するということは、あなたの助けとなるでしょう。

卒業生プログラムの競争率は?
多数の指揮・監督レベルのプログラムがあり、現在のところ、競争率はそれほど高くありません。しかし、大規模な企業などが行う卒業生プログラムは、常に競争率が高いため、努力をする必要があります。

タイのホスピタリティ/ 娯楽/ 観光業界での仕事の見つけ方はメジャーなものは求人情報サイトです。しかし、これは未経験の人や、経験が浅い人向けの探し方です。日本やタイ国外で少なからずも経験があり、それを認めて欲しい場合や、そこそこの給料が欲しい人は求人情報サイトから応募すると、給料はセーブされるでしょう。
知識や経験を踏まえて交渉をしてくれるのは転職エージェントからの応募に限ってです。

それでは幾つかタイのホスピタリティ/ 娯楽/ 観光業界での仕事を紹介してくれる転職エージェントをピックアップします。

タイの転職・就職なら人材紹介会社キャリアリンクタイランド
タイ バンコクにある日系の人材紹介会社で、東南アジアの求人情報サイトを運営しているので日系転職エージェントの中では案件が多いです。

タイにあるイギリス系転職エージェント JACリクルートタイランド
日本にも進出しているイギリス系転職エージェント会社です。

タイにあるアメリカ系転職エージェント ロバートウォルターズ
こちらも日本に進出している転職エージェントです。英語しか通じないので、英語に自信がある人は利用しても良いと思います。

外資系では一番強いモンローコンサルタント
日本語が使えませんが、英語を自由に操れる人であれば登録する価値があります。

ゴーアジアマンパワー
タイのローカル企業に強い人材紹介会社です。日系人材紹介会社で紹介してもらえそうになければ利用してみてください。他で紹介されないような企業の案件も持っています。

日本では最大手のリクルートグループ タイのグループ企業 RGF
日本では言わずと知れた有名な人材紹介会社のリクルートが海外展開するのがRGFです。

未経験から始められる7つのレストラン業界の仕事

National Restaurant Associationによると、アメリカの飲食業界は現在、1,440万人の従業員を雇用しています。 この数字は、今後10年間で170万人増え、一番下のエントリー・レベルの仕事から、レストランの経営まで、雇用機会が増えると予測されています。 驚異的な成長の可能性を持つ業界でのキャリアに興味があるのならば、実務経験がほとんどなくても、仕事が見つかるかもしれません。 最初の第一歩を踏み出せるよう、未経験でもできるエントリー・レベルの仕事について考えてみましょう。

バーテンダー
労働統計局(BLS)によると、バーテンダーの2015年度の収入は、平均19,530ドルとなっています。アメリカのレストラン、バー、ナイトクラブは、2014年に580,990人を雇用していますが、2014年度末までに、バーテンダーの雇用は10%増えると見込まれています。これらの新しいバーテンダー職の多くは、現場で働きながらのトレーニングがあるため、正式な教育を必要としません。しかしながら、バーテンダー・クラスを受講したことのある者(州や地方の法律や規制について学ぶことを含む)は、何の経験のない者よりも、有利な場合があります。

バッサー
お客様が店を出た後、テーブルをきれいにするのが、バッサーの役目です。汚れた皿、銀器、ガラス器具、ナプキンを集め、食器洗い場や洗濯場に持ち帰り、その後、新しい食器やリネン類で、テーブルを元に戻します。サーバーが、食べ物や飲み物をテーブルに運ぶのを手伝う場合もありますし、調味料やその他の必需品を、補充する業務もあります。レストランにおいては、一番下の仕事のひとつですが、バッサーになるには、実務経験の必要がありません。サーバーやバーテンダーに昇進する第一歩となる、良い方法といえるでしょう。
ディッシュ・ウォッシャー
ディッシュ・ウォッシャーの仕事は、通常は食洗機で、皿、銀食器、ガラス食器、調理器具などを洗うことです。大きな鍋や皿、厨房機器などは、手で洗います。ディッシュ・ウォッシャーはまた、台所を清掃したり、閉店後にゴミを出したりする役目もあります。BLSによると、2015年には、505,000人のディッシュ・ウォッシャーが雇用されました。彼らは年間、平均で19,340ドルの収入を得ています。ディッシュ・ウォッシャーもまた、レストランにおける最底辺の仕事ではありますが、多くのレストラン・オーナーや有名シェフが、そこからスタートしています。

ホスト/ホステス
ホストやホステスは、エントランスでお客様を迎え、テーブルに案内し、メニューを渡します。また、それぞれのサーバーに、適切な作業量が確保されるように、テーブルのローテーションの監視も担当しています。多くのレストランでは、ホスト/ホステスが電話に応答し、予約を入力し、テイクアウトのオーダーの対応もします。これらのポジションのほとんどは、特別な教育や実務経験を必要としませんが、接客担当のマネジャーや、レストランのゼネラル・マネージャーに昇進できる場合があります。

ライン・コック
裏方の仕事が向いているようであれば、ライン・コックは、レストランでのキャリアを始めるのに、うってつけの出発点になるかもしれません。ライン・コックは、食材を準備し、指定された持ち場で、スー・シェフ及びエグゼクティブ・シェフの指示の元で調理をします。持ち場には、フライ、グリル、ソテーがあります。一番下のエントリー・レベルのライン・コックは、フライの持ち場に割り当てられ、その後、最も複雑な調理をしなければならないソテーの持ち場へ移ります。 Culinary Schools Networkによると、ライン・コックの時給は10ドルから17ドルです。料理専門学校のプログラムを修了した人は、より多くの収入を得られるだけでなく、早く昇進することができるようです。優秀なライン・コックは、ライン・スーパーバイザー、スー・シェフ、エグゼクティブ・シェフなどに、昇進できることもあります。

調理補助
調理補助の仕事は、野菜や果物を洗ったり切ったり、肉を切ったり、魚をさばいたり、食材を混ぜたりなど、さまざまなものがあります。彼らはライン・コックがオーダーに従ってすばやく調理できるように、レストランのメニューの食材を準備する必要があります。そのため、毎日誰よりも早くキッチンに立つことが多いでしょう。調理補助の仕事に必要な資格はほとんどありませんが、基本的なナイフのスキルや、食品の安全に関する知識は持っていると有利でしょう。調理補助のポジションは、ライン・コックに進むための準備をするには、最適なポジションとなります。

サーバー
BLSによると、米国のホスピタリティ業界は、2014年に2,465,100人のサーバーを雇用しています。これらの人々は、年間19,250ドルの収入を得て、レストランやその他の飲食店のお客様に、食べ物や飲み物を提供しています。半分近くがパート・タイムで働いており、その他、早朝、日中、深夜、週末や祝日などのシフトもあります。正式な教育が必要ないため、現場でスキルを身につけていくことが多いでしょう。優秀なサーバーは、ダイニングルーム・スーパーバイザー、フロント・ハウス・・マネージャー、そしてレストランのゼネラル・マネージャーへ、キャリアを進めることができます。

ホスピタリティ業界における役職名と仕事内容

ホスピタリティ業界の求人で見られる役職名には、どんなものがあるでしょうか?ホスピタリティ業界には、さまざまな分野があります。 ホテル、レストラン、カジノ、テーマ・パーク、クルーズ・ライン、その他、お客様が余暇を過ごすための施設で働くことになります。

ホスピタリティ業界における職種の多くは、あらゆる場面で、お客様と直接関わることが多いでしょう。しかし、営業、マーケティング、および経理の仕事のような、舞台裏の仕事もあります。 ウェイターや調理の仕事など、ホスピタリティ業界においては、食品サービスに関わる仕事もたくさんあります。

また、ホテル・マネージャーや、エグゼクティブ・シェフを含む、多くのマネージメント・レベルの仕事もあります。したがって、ホスピタリティ業界の仕事は、お客様との直接の関わりがとても多いか、ほとんどないか、どちらとも言えます。未経験でもできるレベルの仕事がほとんどですが、より多くの責任と、より多くの収入を得るために、ステップアップできる業界です。

ホスピタリティ業界における、一般的な役職名

下記に、ホスピタリティ業界における、最も一般的な役職名を挙げてみました。

コンシェルジュ
お客様と直接関わり、さまざまなサービスを提供します。 仲介の役目を担ったり、お客様が要求する特定のサービスを提供したり、お客様が必要とするものを前もって予測しておきます。これらのサービスは、ベビーシッターから、ショーの切符の手配、おすすめのレストランの提案まで、多種多様です。

いくつかのホテルにおいては、未経験でもできる仕事となります。
ただし高級ホテルともなると、何年ものホスピタリティ経験を持つ、コンシェルジュを雇っています。 コンシェルジュは、広範囲にわたる接客スキルを持った、難しい常連客を冷静にさばくことのできる、問題解決のエキスパートである必要があるのです。

他の接客担当の職種には、次のようなものがあります:

カジノ・ホスト
クルーズ船の乗船員
フロント・デスク・アソシエイト
フロント・デスク・スーパーバイザー
フロント・オフィス・アテンダント
フロント・オフィス・マネージャー
ゲーム・ディーラー
ゲスト・リレーション・マネージャー
ゲスト・サービス・アソシエイト
ゲスト・サービス・スーパーバイザー
ホテル・クラーク
受付
予約係
予約エージェント

イベント・プランナー
多くのホテルには、会議室やイベント・スペースがあり、会議や結婚式など、様々なイベントに貸し出しています。 イベント・プランナーは、企業または個人と協力して、そのイベントが円滑に行われるように手配します。

他のイベント・プランニングの職種には、次のようなものがあります:
イベント・マネージャー
エグゼクティブ・カンファレンス・マネージャー
エグゼクティブ・ミーティング・マネージャー
ミーティング/コンベンション・プランナー
ミーティング・コーディネーター
ミーティング・マネージャー
ミーティング・プランナー
ミーティング・スペシャリスト
スペシャル・イベント・マネージャー
ウェディング・コーディネーター

エグゼクティブ・シェフ
ホスピタリティ業界の舞台裏で、多くの仕事を指揮監督する役割を担っています。 レストラン、ホテル、カジノ、または食べ物を提供するその他の施設において、フード・オペレーションを監督する仕事です。
通常、すべての食材を注文し、メニューの計画を立て、調理をします。
必ずしも必要というわけではありませんが、多くのヘッド・シェフは、料理学校、専門学校、コミュニティー・カレッジ、または4年制大学を通じて、何らかのトレーニングを受けています。

ほとんどの場合、エグゼクティブ・シェフになるためには、ライン・クックのような、未経験でもできる役割から始めます。その間に、キッチン全体を監督するために必要なマネージメント・スキルと、メニューを開発するための料理のスキルを磨いていくわけです。

他のエグゼクティブ・シェフに関連する職種、またはエグゼクティブ・シェフになるための職種には、次のようなものがあります:

カフェ・マネージャー
ケータリング・マネージャー
シェフ
コック
フード/ビバレッジ・マネージャー
キッチン・マネージャー
ペイストリー・シェフ
レストラン・マネージャー
スー・シェフ

ホテル・ゼネラル・マネージャー
ホテルのゼネラル・マネージャー、またはホテル・マネージャーは、ホテル(または宿、ロッジ、その他寝室を備えた施設)が、円滑に運営されるように監督する仕事です。これには、宿泊客とのやりとり、スタッフの管理、不動産に関わる財務処理、その他たくさんの業務が含まれます。

ホテル・マネージャーの中には、ホテル経営の学位または資格を取得している人もいれば、高等学校を卒業したのち、数年のホテル勤務経験を持つ人もいます。
ホテルのゼネラル・マネージャーは、強力なビジネス・スキル、マネージメント・スキル、対人関係のスキルが必須となります。

ホスピタリティ施設の経営及び運営に関連する他の職種には、次のようなものがあります:

バック・オフィス・アシスタント
ケータリング・セールス・マネージャー
ホテル・セールス・ダイレクター
マーケティング/セールス・ダイレクター
グループ・セールス・マネージャー
ゲストルーム・セールス・マネージャー
ホテル・マネージャー
ロッジング・マネージャー
セールス/マーケティング・マネージャー
シフト・リーダー
シフト・マネージャー
スパ・マネージャー
ウェディング・セールス・マネージャー

ハウスキーパー
ホテルや、他のホスピタリティ施設を、清潔に維持する責任があります。 一般的には、個々の客室だけでなく、共有部分の掃除もします。 ベッド・メーキング、洗濯、バスルームの掃除しリネン類の管理、その他諸々の業務があります。

ハウスキーパーは、重いものを持ち上げることが多く、一日のほとんどが立ち仕事なので、体力的なスタミナが必要とされます。
ホスピタリティ業界には、メンテナンスや清掃に関連する、他の多くの業務があります。 メンテナンスや清掃の分野でも、マネージメント職に就ける機会はあります。

その他の、ハウスキーピングに関連する役職名には、次のようなものがあります:

ハウスキーピング・ダイレクター
メインテナンス・ダイレクター
オペレーション・ダイレクター
エグゼクティブ・ハウスキーパー
ハウスキーパー
ハウスキーパー補助
ハウスキーピング・スーパーバイザー
リード・ハウスキーパー
メイド
メインテナンス・スーパーバイザー
メインテナンス・ワーカー

ポーター
宿泊客の手荷物の取り扱いが仕事です。宿泊客の部屋まで荷物を運んだり、ロビーまで荷物を下ろしたりします。

ポーターは、ホスピタリティ業界における、たくさんのサポートス・タッフ業務のひとつになります。

他の一般的な職種としては、駐車係(パーキング・アテンダントとも呼ばれます)があります。 ホテルや、レストラン、または他の施設に来場する、お客様の車を駐車します。

ポーターや駐車係に類似する、他のサポート・スタッフの職種には、次のようなものがあります:

荷物係
ベル・アテンダント
ベルボーイ
ベル・マン
ドライバー
パーキング・アテンダント
駐車係
バレット・アテンダント
バレット・パーキング・アテンダント

ウェイター/ ウェイトレス
レストラン、バー、ホテル、カジノ、その他飲食を提供する施設で働いています。 注文を受けたり、食べ物や飲み物を運んだり、会計をしたり、お客様と直接関わる仕事です。

正式な教育は必要ありませんが、ウェイターやウェイトレスは、高い対人関係能力やコミュニケーション能力を備えていなければなりません。 お客様の注文、特に複雑な飲み物の注文を覚えておく必要があるため、細かいところによく気がつかなければなりません。 お客様と直接に関わりたい人にとっては、理想の仕事と言えるでしょう。

他のウェイター/ ウェイトレスに類似する役職名には、次のようなものがあります:

バック・ウェイター
バンケット・サーバー
バー・バック
バリスタ
バーテンダー
バッサー
カフェ・マネージャー
ケータリング・アシスタント
フード・ランナー
フード・サーバー
ヘッド・ウェイター
ホスト
ホステス
給仕長
サーバー
ソムリエ

ホスピタリティの仕事が魅力的な10の理由

英国ホスピタリティ協会(BHA)の2009年の統計によると、現在約1,900万人が、この業界に従事しています。もしこの記事をお読みになっているのであれば、あなたもこのうちの1人でしょう。また、なぜこの業界がそれほど人気があるのか、なぜ多くの人々がこの業界で働きたいと希望しているのか、きっとすでにご存知のことでしょう。
確かに勤務時間は長く、疲れることもあるかもしれませんが、ホスピタリティ業界で働く人に、熱意を持たない人はいません。ホスピタリティに関わる仕事がどれほど魅力的か、その理由を10挙げてみました。

1. お客様に喜んでもらう
あなたがホテルのコンシェルジュであったり、舞台裏で仕事をしているキッチン・ポーターであったり、もしくはホテルの経営に関わっている場合でさえも、出勤するたびに、あなたは誰かの一日を、ほんの少し喜ばしいものにすることができるのです 。この仕事は、人があってのものです。部品を作ったり、スプレッドシートを作成したりする仕事ではありません。誰かを幸せな気持ちにする仕事なのです。そんなあなたに、最適なウェブサイトがあります。参考にした上で、スマイルズ・オブ・ブリテン・キャンペーンに参加してください。

2. クリエイティブである
ホスピタリティの仕事は、人に関わるという面だけでなく、クリエイティブな側面も持っています。食べ物や飲み物、または経験といったような、一種のプロダクトを創り出すということなのです。お客様にもっと楽しんでもらえるように、さらに改良を重ねることもできます。

3. 世界への扉を開く
世界のどの国にも、ホスピタリティ業界というものは存在しているため、どこへ行っても、あなたが習得したスキルを役立てることができます。つまり、ホスピタリティ業におけるキャリアは、新しい国、新しい文化、新しい人々を発掘する、鍵となるものなのです。東南アジアで働くことをお考えなら、姉妹サイトの東南アジアの求人情報サイトキャリアリンクへどうぞ。国際的なホスピタリティの仕事、クルーズ船の仕事、中東地域の仕事など、たくさんの求人があります。

4. 我慢をする必要がない
ホスピタリティ業界には、さまざまな分野が存在するため、ひとつの役割を、ずっと我慢する必要はありません。 同じ雇用主のもとで働きながら、数年の間に、レセプション業務、予約マネージャー業務、コンシェルジュ業務などの職種に、移っていくことができます。他にこんな業界があるでしょうか?

5. 早くに責任のあるポジションにつける
ホスピタリティ業界では、同じレベルのポジション間での異動があるのと同じくらいに、かなり早い段階で、責任のあるポジションにつくこともできます。一生懸命に働き、資格を取得し、顧客や同僚たちとうまくコミュニケーションを取り、イニシアティブを発揮すれば、早い段階で、スタッフやプロジェクトなどを指揮監督する、シニアなポジションにつくことができます。

6.9時-5時ではない
毎日毎日、同じ時間に起き、同じ朝食を食べ、スーツを着てネクタイを締め、同じ電車に乗って、同じオフィスに向かう、あながたそういうタイプの人間であれば、ホスピタリティ業界は、あなた向きではないかもしれません。ホスピタリティ業界には、勤務時間だけでなく、その勤務時間内に対応する業務の種類も、多種多様なものがあります。

7. 明確なルート
業界全体で認められている、ホスピタリティ資格というものがあり、その資格を得るためにトレーニングできる場所は、国内に数百もあります。資格取得の詳細については、専用のトレーニング・セクションをご覧ください。Springboardは、初心者レベルの資格取得コースを提供しており、また、National Skills Academy of Hospitalityに問い合わせて、資格取得コースについて、知ることもできます。

8. すばらしい特典
オフィスで働く人の約得といえば、安物のドリンクが出たり、悲惨な音楽がかかる、楽しいとは言えないクリスマス・パーティーくらいのものでしょう。ホスピタリティ業に従事している場合は違います。
お客様を楽しませられるということは、従業員自身、お互いを楽しませることができるということなのです。有名人に会ったり、豪華な食事をしたりなど、それらはホテルなどで働いてる場合の特典です。

9. すばらしい環境
どんな職場にも必ず、気が合わなかったり、やや愛想がなかったりする同僚が、ひとりやふたりはいるものですが、そのような人たちは、この業界では働いていません。お客様に不愉快な思いをさせる人が、雇われることはありません。これまでに会ったこともないような、活気にあふれた、楽しい人々がホスピタリティ業界で働いているのには、そういう理由もあるのです。

10. 安全な賭け
人には、食べ物や飲み物、眠る場所が必要です。 したがって、最近の不安定な経済状況の中でさえ、ホスピタリティ業界は比較的安全と言えます。事実、2009年後半には、BHAのCEOであるボブ・コットンが、不景気についてこう述べています:「2008年10月以来の過去12ヶ月間、ホスピタリティ業界は、最も厳しい時期を経験しましたが、ともあれホテル業とレストラン業の両方がまだ生き残っており、そのほとんどは、痛手を負っていません」

さあ仕事を探してみませんか?

まったくの未経験からウェイターの仕事につく方法

ウェイターの仕事をしたいけれど、経験がないのでしょうか? 実務経験が必要なレストランもありますが、まったく経験のない人を雇うレストランもたくさんあります。 どんなウェイターもウェイトレスも、もともとは何の経験もなかったのだということを、忘れないでください。 いきなり接客の仕事を得るのは難しいかもしれませんが、その仕事を得られる確率を上げるために、面接で使える経験やスキルがあります。 未経験でウェイターの仕事を得る方法は次のとおりです。

他の職務経験をアピールしましょう
あなたが以前に、他の仕事をしていたなら、その中には面接で話す価値のあるスキルが含まれているはずです。

どのような種類の接客業(受付、販売員など)でも、ウェイターとして働くことにつながるスキルがあります。 お客様とどのように接してきたのか、そのときの経験をどのように飲食業の仕事に役立てることができるか、話してください。

まったく話せるような経験がない場合は、なぜこの仕事に興味があるのかを説明し、少しでも関係のありそうな趣味、能力、経験などについて話してください。多くのレストランでは、マルチタスクであること、協調性、プロフェッショナルなサービスを提供できることなど、ウェイターとしての資質が求められます。 このようなスキルを持っていることを、示すことが大切なのです。

リサーチしましょう
リサーチをすることによって、面接がうまくいきます。

ウェイターの経験がなくても、あなたが仕事の内容や責任について完全に理解していることを、面接官に示す必要があります。 求人広告をもう一度読み、ウェイターの仕事についてのブログや記事を読んでみてください。ウェイターにどのような責任があるか、日々どのようなことに直面しているのかを理解することで、ウェイターの仕事に求められるものがわかるでしょう。

自宅で練習してみましょう
ウェイターとして、レストランではたくさんの仕事をこなさなければなりません。 テーブルを準備する、皿を集める、食べ物をサービスする、2-3枚の皿やトレイや飲み物を運ぶなど、その他もろもろです。これらのスキルは、練習しておくことによって、面接官にあなたを印象づけることができます。

一部のレストランでは、フルタイム契約を締結する前に、試用期間がをもうけられています。 なぜでしょうか? あなたにサーバーとしての素質があるかどうか、見極めたいからです。

本当にウェイターとして就職したいのであれば、皿を運んだり、テーブルを準備したりする練習を、家で積んでおかなければなりません。レストランではトレーニングを施してくれますが、練習しておくに越したことはありません。

笑顔で、フレンドリーにふるまいましょう
偉大なウェイターの、最も重要な資質の2つは、フレンドリーであることと、笑顔でいることです。お客様と接するということは、フレンドリーでいなければならず、接客においては、それがすべてと言えます。

多くの面接官は、あなたを見て、サーバーとしての資質があるかどうか、判断したいと考えています。面接では、礼儀正しくいること、笑顔でいることを忘れないでください。

プロとしての自覚を持ちましょう
面接では、きちんとした身なりをしてください。接客業の場合、適切な服装をしていることは、必須条件です。これは、あなたが業務を理解し、ドレスコードに従うことを、面接官に示すことにもなります。

ほとんどのレストランには、ドレスコードがあります。面接に出かける前に、制服のポリシーがどんなものであるか、調べて行くようにしてください。

また、正しい靴を履くことによって、ウェイターとして本気で働きたいということを、面接官にアピールすることができます。作業中の怪我などを避けるために、滑り止めのある作業靴を履く必要があります。レストラン内には、ガラス、食器、鋭いカトラリーなど、危険なものがたくさんあるのです。足を支える、滑りにくい靴が必要となります。